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2024年7月28日 (日)

「白土三平選集 1」/白土三平が考えた分身の術

   

今日は令和6年7月28日。

前記事にひきつづき、

「白土三平選集 1 忍者旋風(一)」

(1970年 秋田書店)より。

  

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「分身の術」

おなじみの技です。白土三平さんは得意の説明をしてくれています。

ピクシブ百科事典 分身の術

このサイトの説明が面白い。

  

アニメや漫画などで有名な忍術の一つ。

何らかの方法により、自分が複数名要るかのように相手に見せる術

のこと。

忍法の代名詞とも言えるほど有名な術ではあるが、現実の忍者は勿

論使っておらず、架空の荒唐無稽な忍法としても歴史が浅い部類だ

ったりする。

というのも「分身の術」は元々は白土三平の漫画で残像を応用した

分身の術の原理が使用されたのが始まりで、これ以降の創作物では

百花繚乱の分身の術が登場することとなる。

  

私が見たのが「分身の術」の始まりかもしれませんね。

白土三平さんが考えた術の可能性高し。

思い浮かんだ時はうれしかっただろうな。

  

さらにこのサイトでは、計算しています。

1.人間の眼には今まで映っていたものをそのまま認識する習性があ

  る。これを利用し、まずは相手に自分がいることを認識させる。

2.その場から素早く動く。

3.そして停止点を見つけたらその場に止る。

4.一瞬だけ停止して、また動き始める。

5.3.と4.を繰り返し、元の位置に戻る。

これを繰り返すことで分身の術を行うのが一般的である。

では、これを実現するにはどのくらいの速さが必要なのだろうか。

仮に2.の移動距離を2mとしよう。

1.で指摘しているのはあらゆる生物の眼には「時間分解能」と言われ

る能力があるからであり、連続した静止画を少し変えるとそれだけで

動いて見える(アニメをイメージしてくれればよい)のはこのためだ。

時間分解能はだいたい0.1秒とされている(アニメも毎秒8コマ~12

コマ刻みが通例)ため、この間に走り出して、止って、戻ってくると

いう活動を行えばよい。移動と停止は同程度の時間としておくのが妥

当だろう。

よって停止時間は0.03秒、移動速度は秒速67m。つまり時速239㎞

となり、これはF1マシン並みのスピード(人間換算だとウサイン・

ボルトの記録した約44㎞を基準にしても約5.5倍相当)である。

  

とんでもない速さですが、思いついた人がすごいとあらためて思います。

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