「ゲゲゲの女房」(2010年放映)放映)で貸本屋が出ました
今日は令和6年5月6日。
4月からNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」を見ています。
2010年放映のドラマの再放送。
9月末までの半年間。このドラマを楽しもうと思います。
月〜土曜日は、15分間、このドラマ視聴に充てます。
5月1日放映の第27話で、貸本屋が出てきました。
主人公は、漫画家水木しげるの奥さん、村井布美枝(松下奈緒)。
現在、結婚したばかりの状態。
水木しげるは、貸本漫画家。
布美枝は、まだ貸本屋に行ったことがない。
偶然、貸本屋を見かけたので、入店。
そこの女主人田中美智子(松坂慶子)は、
ひょんなことで知り合った人物でした。
ナレーターが、貸本屋について紹介していました。
昭和30年代の半ば、本を買うのはまだ贅沢だったために、
1日10円で本を借りられる貸本屋は人気があったようです。
全国に3万店あったそうです。
子どもだけでなく、大人も貸本屋を利用。
街の社交場になっていたようです。
思い出します。
私が小学生だった昭和40年代に、小学校までの通学路に、
きっと貸本屋らしき本屋があったことを。
国鉄の踏切を渡って、少し歩いた道の左側にありました。
全面ガラス戸の向こうに、本がたくさん並んでいたのを覚えています。
“普通の本屋“とは違って、狭くて、古い本もある不思議な本屋に見えました。
大人が行く場所と思っていましたが、
そうではなかったのですね。
いつの間にか、貸本屋は無くなっていました。
このサイトを読みました。
そこで使われていた写真。
私が見た貸本屋も、こんなガラス戸でした。
水木しげるはもちろん、最近記事にした白土三平も、
貸本漫画を書いていたことがわかりました。
その他、さいとうたかを、つげ義春、楳図かずおなど、
お馴染みの漫画家の名前が挙げられていました。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、元々「墓場鬼太郎」でした。
その「墓場鬼太郎」にも元があるそうです。
引用します。
貸本漫画のなかで印象深く心に刻まれている作品といえば、水木しげ
るの『墓場鬼太郎』シリーズや、水木氏の実体験をまじえた南洋戦記
物など一連の作品。『ゲゲゲの鬼太郎』のオリジナルにあたる『墓場
鬼太郎』は、後の鬼太郎にみられる、コミカルなかわいらしさなどみ
じんもない、暗く猟奇的な漫画だった。
その『墓場鬼太郎』にもさらなるオリジナルがある。それは伊藤正美
原作の『ハカバキタロー』という戦前の紙芝居。水木は戦後、これを
題材に紙芝居を製作、その後漫画家に転身する。
そうだったのですね。
関連して、このサイトが勉強になります。
Japaaan magazine. ゲゲゲの鬼太郎の原型!幻の紙芝居「ハカバキタロー」と紙芝居作家たち【1】
この中で加太こうじという名前が出てきます。
この人、紙芝居作家で、あの「黄金バット」の作者でした。
これまた懐かしい。
この記事を読むと、加太こうじは「黄金バット」2代目作者だそうです。
鈴木勝丸という名前が出てきます。
この人は、紙芝居の「説明者」として活躍した人だそうです。
説明者とは、紙芝居のおじさんのこと。
語りがとても上手で、その語りはレコードにもなったそうです。
ドラマ「ゲゲゲの女房」に登場する杉浦音松のモデルだと考えられています。
まだ出てきていない杉浦音松。登場が楽しみです。
さらにこのサイト。
Japaaan magazine. ゲゲゲの鬼太郎の原型!幻の紙芝居「ハカバキタロー」と紙芝居作家たち【2】
「ハカバキタロー」は昭和8年封切り。
紙芝居でした。
しかし、その紙芝居は、1点もので、
戦争で焼けてなくなってしまいます。
したがって、水木しげるは、「ハカバキタロー」の実物を
見たわけではなく、ストーリーを聞いて参考にしたのです。
ドラマ「ゲゲゲの女房」で、勉強ができました。
ちなみに、水木しげるの奥さん、武良布枝さんは御存命。
昭和7年生まれ。父親より1歳下でした。
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