2005年「姉歯事件」を思い出す
今日は令和6年3月2日。
今日の午前中は、町内会の自主防災会の会議に参加。
そこで家屋の耐震基準のことが話題になりました。
ちょっと勉強不足を感じた私は、
会議が済んで帰宅後に、耐震基準の勉強をしました。
特に参考になったのが、このサイトかな。
資産価値のミトミ 【耐震基準】旧耐震・新耐震・2000年基準(木造)の違いと有効性
これからもここを読み返して、
知識をしっかり自分の中に入れようと思いました。
印象に残った文章を引用します。
1981年に定められた「新耐震」は、中規模の地震(震度5強程度)で
はほとんど損傷しないことを求められます。
極めて稀にしか発生しない大規模の地震(震度6強~7程度)に対して
も、人命に危害を及ぼすような倒壊などの被害を生じないことを目標
としています。(中略)
注意すべき点は、建物の寿命の内に一回起こるかどうかという大規模
な地震に対して「建物が壊れないこと」を目標としているわけではな
いということです。
「建物は壊れても、人の命は救われる」設計にしようというものです。
人命最優先の基準であり、「逃げる時間を確保する」建物という考え
方が正しいといえます。
震度7の地震がきたら、建物は壊れるかもしれませんが、
逃げる時間は確保することを目標にした耐震基準なのです。
ここは、今まで私が抱いていたイメージとは違いました。
それともう一つ取り上げたいこと。
このサイトには、今から100年前くらいに始まった
耐震基準改正の歴史が表にされていました。
大きな地震災害を受けて、耐震基準がグレードアップされていく様子が
よくわかります。
表の一部を転載します。
2005年の姉歯事件に注目しました。
19年前の出来事。でも覚えています。
この事件はどうなったと思って、調べていて、
ショックなことがありました。
この動画がわりと正確な情報を提供してくれていると思いました。
YouTube: 耐震偽装したマンションは震災後どうなった?連日行われた過剰なマスコミによるバッシング【姉歯事件】
この動画で、事件のことを思い出してください。
そしてその後も知ってください。
マスコミのバッシングは、嘘ばっかり。
それに煽られた人たちは、事件関係者を非難中傷をします。
その中で悲劇が起きています。
姉歯秀次さんの奥さんが、実際にやっていないことを報じられ、
非難中傷の中、自らの命を絶ってしまうのです。
奥さんが亡くなったことを私はその時に知ったのかな、
忘れているのかな。それとも初めて知ったのか。
でも今回の件で、忘れないように気をつけたいです。
それと建築の認可をしていた国交省の責任が問われていません。
マスコミの個人攻撃の陰で、責任逃れをしていた可能性が高いです。
同じことが、今年1月2日の、海上保安機と日航機の衝突事故でも
起こる可能性があります。
空港の安全の管轄責任は、国土交通省です。
関係の機長とか、管制塔職員に責任を負わせ、
国民の目が国土交通省に行かないようにしている可能性があります。
19年前の事件と今回の事故。
共通点はあります。
見ていかなければ。
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