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2023年12月16日 (土)

本「日本人を狂わせた洗脳工作」③ 「日本出版法」ラジオ「真相はこうだ」

   

今日は令和5年12月16日。

   

いつ以来かな。

12月9日以来の、

「日本人を狂わせた洗脳工作」(関根通夫著/ハート出版)

より引用します。

  

敗戦から一か月とたたない昭和二十年九月十日。GHQは、「新聞報

道取り締まり方針」を発し、九月十九日には「日本出版法」 (Press

Code for Japan) を制定しました。このプレス・コードは、主旨とし

て「日本に言論の自由を確立するため」ということを謳っていました

が、もちろん連合軍に対する批判を許さない条項が盛られたものでし

た。

しかし、なんと三十項目にも及ぶ「削除及び発行禁止対象のカテゴリ

ー」が定められていて、これに基づき、新聞、出版物の事前検閲が厳

重に実行されていたのでした。建前は言論の自由、実態は、「事前検

閲」という表面に出ない厳重な言論統制によって、日本人の洗脳工作

が行われていたのです。

①SCAP (連合国軍最高司令官もしくは総司令部)に対する批判

②極東国際軍事裁判批判

③GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判

④検閲制度への言及

⑤ アメリカ合衆国への批判

⑥ ロシア(ソ連邦) への批判

⑦英国への批判

⑧朝鮮人への批判

⑨中国への批判

⑩その他連合国への批判

11 連合国一般への批判(国を特定しなくても)

12 満洲における日本人の取り扱いについての批判

13 連合国の戦前の政策に対する批判

14 第三次世界大戦への言及

15 冷戦に関する言及

16 戦争擁護の宣伝

17 神国日本の宣伝

18 軍国主義の宣伝

19 ナショナリズムの宣伝

20 大東亜共栄圏の宣伝

21 その他の宣伝

22 戦争犯罪人の正当化および擁護

23 占領軍兵士と日本女性との交渉

24 闇市の状況

25 占領軍軍隊に対する批判

26 飢餓の誇張

27 暴力と不穏の行動の扇動

28 虚偽の報道

29 GHQまたは地方軍政部に対する不適切な言及

30 解禁されていない報道の公表

(40〜43p)

  

この細かさに驚きます。

GHQは、日本を御し易くするために、これだけの項目を挙げたのだと

思います。

     

昭和二十年十二月八日、日本が対米戦に踏み切った日を選び、GHQは、

自分たちで記述した一万五千語の「太平洋戦争史』を、各新聞社に、

十回にわたり連載するように命じました。開戦前のアジアは、日本と

タイ国以外は、すべて白人の支配下にあったので、日本は植民地解放の

願いも込めて 「大東亜戦争」と命名していたのですが、以後、この戦

争名称の一切の使用を禁じられました。

その翌日の昭和二十年十二月九日からは、NHKラジオの『真相はかうだ』

がスタートしました。元軍人と民主主義者の親友が対談するという形で、

満洲事変から敗戦に至るまでの軍国主義者の犯罪や国民への裏切りを、

白日の下にさらす番組でした。

毎週日曜の午後八時という、当時のゴールデンの時間帯に、毎回三十分、

十回にわたり放送されると、ラジオはNHKしかない時代でしたから、真

相を知ったと思わされた国民から、当初の手紙が殺到、大反響を呼びま

した。ところが、脚本を書いたのはCIEで、戦勝国側の言い分を、一方

的に垂れ流したのです。

この成功に味をしめたCIEは、毎日のように再放送を流させ、翌年二月

からは、『眞相箱』「質問箱」という続編に形を変え、二年にわたりN

HKに放送させました。

(50〜51p)

  

以前にも書きましたが、「大東亜戦争」という名前に抱く

罪悪感。これは日本の戦争を正当化するよくない名前という

イメージを持つのは、GHQの影響を受けている証拠なのでしょう。

メディアが限られている戦後において、『真相はこうだ』を放映することで、

日本のリードしていた人たちを悪者にしてしまう。

これも影響を受けていたと思います。

東條英機がとっても悪人と思っていました。

しかし、調べていくと、そうは思えなくなってきました。

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