「おでんおんせんにいく」から始まって干支の話まで
今日は令和5年12月18日。
おでんに関する絵本を2冊、図書館で借りてきました。
「おでんおんせんにいく」(中川ひろたか作/長谷川義史絵/
佼成出版社/2004年)
「おでんしゃ」(橋本やすし作/集英社/2013年)
今回、本の発行年も記しました。
なぜか?
実は、両方の本に「おでんしゃ」が出てくるからです。
塚本さんの本はタイトルからして「おでんしゃ」ですが、
中川さんの本にも「おでんしゃ」が出てきます。
どっちが先なのだろう?と疑問に思って調べました。
中川さんが先でした。
今日はこの絵本を使っての社会科の授業を考えています。
おでんについては、先日、大根の授業をしたので、
第2弾です。
まずは読み聞かせ。
「おでんおんせんにいく」ですね。
絵本には、いろいろなおでんの具が出てきます。
「おでんおんせんにいく」の表紙には、
おでんの親子が載っています。
お父さんがさつまあげ。
お母さんがたまご。
子どもがばくだん。
まずはここで社会科の勉強ができそうです。
「さつまあげ」
「さつまあげ」は、地元愛知では「さつまあげ」とは言いません。
「はんぺん」ですね。
愛知県から北陸にかけて「はんぺん」と言うそうです。
「さつまあげ」は油で揚げます。
魚のすり身をゆでるものも、
愛知県では「はんぺん」と言いますね。
さつまあげの主な材料は何か?と問いたいですね。
魚か?肉か?の選択でもいいかも。
正解は魚のすり身です。
すり身といってもわからないだろうから、
ここで動画を使いたいです。
さつまあげの作り方動画の多くが、
いきなり市販のすり身が出て来るものが多し。
できたら、魚からすり身を作るシーンも見せたい。
探しました。ありました。
YouTube: ふっくら!プロの本格さつま揚げの作り方【下処理~揚げ方】
江戸時代の終わりに、薩摩藩で作られて、
それが広まったので「さつまあげ」という名前がつきました。
薩摩藩は、現在の何県か聞きたいです。
鹿児島県です。
地図で確認します。
「さつまあげ」は薩摩藩が創作したものかというと違います。
薩摩藩は、琉球の「チキアギ(チキアーギ)」が伝わってきて、
それで「さつまあげ」が作られたそうです。
薩摩藩では「さつまあげ」とは言わずに、
「つきあげ」と言うそうです。
「チキアゲ」が転化して「つきあげ」となったと予想できます。
さらにルーツがあります。
油で揚げるというのは、中国から伝わった料理方法です。
魚を生のままにせず、揚げることで、保存ができるので、
「さつまあげ」は喜ばれたと思います。
※参考:まごころケア食 魚肉練り製品 さつまあげの発祥は薩摩藩じゃなかった?
ここまで地図を片手に勉強できます。
「ばくだん」
この名前はインパクトが強いです。
ゆで卵とはんぺん(さつまあげ)の合体食品。
お父さんのさつまあげ、お母さんの卵、
その子どもがばくだんというのは、納得です。
面白い地図があります。
紀文 玉子巻・竜眼・バクダン(ゆで玉子をさつま揚で包んだもの)の喫食率・地域分布図
この地図を見て、地元愛知県ではよく食べられていること、
その他、どんな県がよく食べられているかを確認したい。
社会の勉強ですから。
愛知県、多いんですね。
美味しいネタなので、文句ないです。
長崎県では「竜眼」と言います。
長崎県の場所を確認します。
竜の絵が欲しいですね。
これは京都の建仁寺の天井画です。
ここで脱線。
来年は辰年。竜の年です。
年末でもあるので、ここで干支を確認しておきたい。
今年は何年?
卯年。うさぎでした。
干支を並べます。
そしてこのお話を見せたいです。
YouTube: 【ほのぼの】まんが日本昔ばなし「十二支の由来」(高画質)
今日はこんな流れで社会科の授業をしたいです。
知的レベルの高いブログに・・・
「おでんしゃ」豊橋市の市内電車では、冬の時期「お電車」が走ります。なお豊橋の人は、市電を「ちんちんでんしゃ」と愛称します。
失礼しましたァ~
投稿: まこちゃん | 2023年12月18日 (月) 19:19
豊橋のおでんしゃ情報をありがとうございます。1時間半、おでんしゃで飲み食いできるとのこと。面白い企画ですよね。
豊橋鉄道以外でも、全国では同じようなことをやっている所があると考えて、ネットでじっくり検索してみました。なかったです。
リアル「おでんしゃ」をその気になれば体験できる場所に住んでいる幸運をいつか生かしたいです。
投稿: いっぱい道草 | 2023年12月18日 (月) 23:48