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2023年12月16日 (土)

本「日本人を狂わせた洗脳工作」⑤ 戦後、修身・国史・地理が禁止

   

今日は令和5年12月16日。

  

前記事に引き続き、

「日本人を狂わせた洗脳工作」(関根通夫著/ハート出版)

より引用します。

   

CIEとは?

  

GHQは、民間情報教育局(CIE)を作り、WGIPの推進を担当させました。

(32p)

WGIPとは?

  

WGIP(War Guilt Information Program)を直訳すると、

「戦争犯罪情報計画」、少し意訳すると、

「日本人に戦争犯罪意識を刷り込む計画」となります。

(25p)

  

 

教育の問題について、CIEがどのように関わったかを知るために、CIE

文書(原資料)を随分調べましたが、 “Education" という単語は、ここ

かしこで見るものも、メディア戦略のような根本的役割から、具体的な

実施にいたる基本戦略を書いたものは、「学校における軍事教練の禁止」

のような一部の施策を除いては、今までのところ見つかっておりません。

じつは、日本の教育に関する占領軍の工作は、CIEを通してではなく、

GHQから、日本政府に直接働きかけて行われたのです。GHQが、占領が

始まった昭和二十年の秋から年末にかけて、日本政府に対して発した

「四大教育指令」が、その歴然たる証左です。

アメリカから派遣された米国教育使節団は、日本の教育刷新委員会(南原

繁委員長)の協力をえて報告書を作成、マッカーサーに提出しました。

その報告に基づいて、戦後の日本の教育を左右する諸施策が決定されたの

です。

もっとも基本的なものが、昭和二十年十月二十二日に出た第一指令で、

当時の文部省はGHQの指令に従って政策を実施するように命じられまし

た。総理大臣ほか公職にある人が、靖国をふくむ神社に真榊を奉納したり

する際は、私費で行うことなどという、日本の教育への明白な管理政策

でした。

同年十月三十日の第二指令は、GHQの政策に反対する教職員や官僚を解

雇するよう指示し、テストで三千人が失格、二十万人は自発的に辞職し

ました。 悪名高い公職追放の一環でした。

同年十二月二十五日の第三指令は「神道指令」と呼ばれ、国家神道や神

社神道に対する政府の保証や支援、保全、などを廃止しました。 日本の

歴史、伝統の素晴らしさを教えることも禁止しました。 この指令は、い

まだに禍根となっています。

同年十二月三十一日の第四指令は、修身・国史・地理の授業の停止を指

示しました。 修身とは道徳教育ですが、日露戦争に日本が勝利すると、

ヨーロッパ人のあいだで、その勝因は「教育勅語」にあったという噂が

広がりました。ケンブリッジで数学と物理を学び、東大と京大の総長、

文部大臣などを歴任した菊池大麓博士は、イギリスを皮切りに、二年に

わたり欧米で「教育勅語」を英語で解説してまわり、喝采をあびました。

その当時の欧米指導層の賛嘆と警戒心が、修身教育の廃止へとつながっ

たと考えられます。国史と地理の禁止は、明治以後の日本が、白人国家

から植民地を奪回するまでに成長した発展を、次世代の記憶にとどめな

いための厳命でした。

世界にアメリカの民主主義を広めることが、神からあたえられた使命だ

と信じるアメリカ人にとり、天皇を中心とした日本の伝統・文化などは、

未開で野蛮だとしか思えず、彼らの理念を日本人に押しつける結果とな

ったのです。

第一次安倍内閣で教育基本法の改正が行われましたが、GHQが残した

指令は、現在の歴史・公民教科書の製作に、いまでも大きな悪影響を

残しています。GHQによるマインドコントールから、早く日本人が覚

めないと、混乱はまだ続くことでしょう。

(79〜81p)

  

修身、国史、地理の授業の中止。

この教科が、日本を戦争に招いたものと判断されたのですね。

地理については、地政学的内容だったようです。

PRTIMES. 戦時中の小学生は地理の授業で「地政学」の基礎を学んでいた。『初等科地理』発売

このサイトから引用します。

  

内地篇では、記述は産業地図の俯瞰が続くかと思うと、さりげなく源

頼朝が幕府に選んだ土地の地政学的重要性を挿入している。なかなか

の工夫である。戦略上、河川、橋梁、道路、鉄道、そして発電所は国

防上重要なポイントであるが、そうした背景も自然なかたちで表記さ

れている。つまり戦略的発想を植え付ける教育が巧みに施されていた

のだ。

戦後の地理教科書で、本書に見られる「国防上非常に大切なところ」

という記述にお目にかかったことはない。いや、文科省の教科書検定

官はこういう記述を不合格の口実にしかねないほど現代の文部行政は

怪しくなっている。

外地篇では西欧列強の植民地支配の残酷さ、その桎梏を取り払った日

本の勇敢さと今後の使命が語られている。これらの地域のほとんどを

筆者は取材した経験があり、端的に戦略的資源分布を、戦時中の教科

書がしっかり教えていたことに驚きを禁じ得ない。

  

今の地理とは違う内容でした。

GHQが禁止した理由がわかります。

  

多くの教員が辞職したことも注目です。

辞職した人員を補充するために、

社会主義的な考えを持った教職員が多数就職し、

日教組ができていく過程になっていきます。

   

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