紅葉したイチョウの木に緑の植物 ノキシノブ
今日は令和5年11月30日。
勤務校の校庭で、イチョウの木を見ていて、
その幹に変わった植物があるなと思いました。
ちょうど、校庭で虹を見た日でした。
11月28日です。
Googleレンズでは判別できなかったので、
バイオームで質問してみました。
ありがたいことに、すぐに回答が届きました。
この植物が判明しました。
ノキシノブ。
いかにも軒下に生えてくる植物みたいな名前。
実際、昔は、藁葺き屋根あるいは
茅葺き屋根の軒下に生えていて、
そこからこの名前がついたようです。
最近は、家の作りが変わったので、
家の軒下では見ることができなくなりました。
着生植物というもので、寄生植物ではないので、
木から水分や栄養をいただくことはないとのことです。
典型的に、古い屋根から生えるノキシノブの写真はないか、
ネットで探しました。
ここの写真はどうかな。転載します。
葉の裏に胞子嚢があります。
最近では胞子嚢の集まりのことをソーラスと言うそうです。
ノキシノブの胞子嚢、ソーラスについては、
このサイトが勉強になりました。
一部引用します。
盾状鱗片が、ほとんどなくなった、ソーラス。
丸い粒に、背骨のようなものがぐるっと巻き付いているのが、胞子嚢。
空気が乾燥すると、この背骨が反対側にぱちんと反り返り、
その反動で、丸いものが割れて中の胞子がふわっと飛び出す仕掛け。
顕微鏡の下に置いて、根気強く見ていれば、だれでも簡単に見られます。
まるで、動物のようにうごめいて、つぎつぎとはじけます。
こうやって、シダ植物は、胞子を飛ばします。
胞子が飛ぶところを見てみたい。
そう思わせる写真と文章でした。
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