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2023年8月13日 (日)

古い民具:この鋤簾は振込鋤簾(フリコミジョレン)と言うようです

  

今日は令和5年8月13日。

  

Img_1150

この道具の使い方について、

8月11日の記事の続きで書いていこうと思います。

「鋤簾(じょれん)」という名前の道具であることはわかりました。

しかし、鋤簾にもいろいろな種類があり、

この鋤簾は、麦畑の土入れの時に活躍する鋤簾のようです。

  

このブログの読者で、コメントをくれるは、

ハマコウさんは、浜松で農業をやっています。

私の記事を見て、家にあった鋤簾の写真を送ってくれました。

Img_1819

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ハマコウさんの家では、「土ふるい」と呼んでいた道具だそうです。

約50年ものだそうです。

ハマコウさんの家では、玉ねぎの種を苗床に蒔いた後、

上から土を被せる時に、この道具を使うそうです。

この道具で土を被せると、土の塊ができずに、

均等に土を被せることができるそうです。

  

ハマコウさんの家では玉ねぎの栽培に使われていましたが、

ネットで調べた限りでは、上にも書いたように、

麦畑の土入れに使った道具だったようです。

ここがまず詳しかったです。

新・くらしの民具

画面を転載します。

Img_1598

文字が小さいですが、クリックして拡大してみてください。

  

一部引用します。

  

あちらこちらの麦畑で「土入れ(フリコミ)」という作業が行われま

した。土入れは、土をすくって株の中にふり込むことで麦の株を広げ

て風通しを良くし、根元にも日光を当てて麦を丈夫にするための重要

な作業です。

   

この土入れで使われた鋤簾を、土を振り込むので、

「フリコミジョレン」と呼んでいました。

この名前で検索すると、フリコミジョレンが

今も売っていることがわかりました。

   

チハラ金物店

Img_1600

けっこういい値段です。

  

そのまま「麦の土入れ」という名前をつけているサイトがありました。

facebook

Img_1601

ロングセラーの商品ですが、麦畑が少なくなってきた影響で、

欲しい方も少なくなってきていると書いています。

  

  

ここで大きな問題。

麦畑の土入れとはどんな仕事なのだろう。

農研機構 伝統的耕種法「土入れ」によるコムギ赤かび病およびうどんこ病の抑制

このサイトでは、土入れについて次のように説明していました。

  

土入れとは越冬後のコムギに土壌をふりかける伝統的耕種法である。

凍霜害で傷んだ根の機能回復、畦間の肥料成分を株元に添加、無効

分げつの抑制、倒伏防止、雑草の抑制などに効果があり、昭和30年

代までは麦踏みとともに麦栽培の基本技術であった。

  

この説明の中で、「無効分げつ」の意味がわからず。

これが以後の宿題。

   

麦畑に土入れをしている作業の様子を描いた絵とか写真とか、

動画があればいいのになあと思って探しました。

見つからなかったです。

勤務校の子どもに紹介するのに必要だと思います。

  

機械を使った土入れの動画が、やっと見つかりました。

麦に対して、土がどうなるのかがわかるかなと思います。


YouTube: 【倒伏防止!】小麦の「土入れ作業」 クボタ 管理機 ベジマスター 中耕 倒伏 倒伏防止

この方は、土入れの主な目的は、倒伏防止と言っていました。

  

  

今晩はここまで。
  

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