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2023年7月13日 (木)

「長寿の習慣」を読みました① 内臓脂肪を減らす

      

今日は令和5年7月13日。

  

この本を読みました。

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「日本人の体質」研究でわかった長寿の習慣

(奥田昌子著/青春出版社)

    

サークルで薦められた本です。

引用します。

    

おそらく日本人の長寿の鍵となっているのが、動脈硬化になりにく

いことです。動脈硬化とは、簡単にいうと、血管の内側の壁に脂肪

がべったりくっついて血管が狭くなり、血液が流れにくくなること

です。進行すると脳梗塞や心筋梗塞を招きますが、日本は昔も今も

心筋梗塞が世界でもっとも少ない国のひとつです。動脈硬化は本書

のキーワードのひとつなので、ちょっとおぼえておいてください。

(25p)

  

長い年月を経て作られてきた日本人の体質では、

動脈硬化が少ないということです。

何が良かったのか、この本に書いてあったはず。

  

最近の研究から、海藻を分解できるのは世界でもほぼ日本人だけの

特徴であることが明らかになりました。日本人の腸に住んでいる特

殊な腸内細菌が海藻の食物繊維を分解してくれているようです。こ

のときできる物質に、内臓脂肪をたまりにくくする作用があること

も示されていますが、大多数の欧米人は海藻を分解できないので、

この効果は期待できません。(中略)

日本人にとってやっかいなのは脂肪です。日本人は脂肪を取り過ぎ

ると生活習慣病や、がんの発生と関係する内臓脂肪が増えてしまう

不利な体質を持っています。そのためでしょうか、もともと脂っこ

い食事を好まない傾向があります。

カレーライス、コロッケ、とんかつ、しゃぶしゃぶなど、海外の料

理にヒントを得て、日本風に生まれ変わった料理はたくさんありま

す。いずれも自分たちの嗜好に合わせて、脂肪と、刺激の強い香辛

料を減らし、代わりに醤油、だしなど、慣れ親しんだ風味を加えて

います。中華料理の味付けは穏やかになり、和風パスタや魚肉ソー

セージもできました。

これに対して、長年にわたって脂肪をがっちり摂取してきた欧米人

の体は脂肪の処理に慣れており、取り過ぎた脂肪を、内臓脂肪より

も安全な皮下脂肪の形でたくわえることができます。このおかげで、

脂肪を多く摂取しても、日本人ほどは問題が起きにくいのです。

(68~70p)

  

海藻を分解できるのはほぼ日本人のみにビックリです。

逆に苦手なものが脂肪なのですね。

でも脂肪はおいしい。困ったことです。

  

内臓脂肪が問題なのは、単に見ばえが悪いだけではなく、非常に悪

い物質を分泌するからです。この物質は血圧を上げ、血糖値を上げ、

動脈硬化を進めるうえに、血管の中で血を固まらせる作用もあるの

で、脳梗塞と、本来なら日本人には少ないはずの心筋梗塞の発症率

が高くなります。日本人の長寿の鍵は動脈硬化になりにくいことと

説明しましたが、内臓脂肪が増えると、せっかくの強みが台無しに

なってしまうおそれがあります。

それどころか、この物質は、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、腎臓

がん、女性の乳がんなど、がんの発生を促すうえに、認知症の発症

率を上げることもわかってきました。40代の中年期に肥満の人は、

認知症の発症率が3倍以上高くなります。アジア人の健康寿命を延

ばすには、内臓脂肪を落とすことが欠かせないということです。

(114~115p)

  

内臓脂肪でつくられる非常に悪い物質が何なのか書いてありません。

ここを書いてほしかったです。

でも内臓脂肪は減らさないといけないんだ。

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