テロリストには名前はない
今日は令和5年4月16日。
昨日、和歌山県で岸田首相暗殺未遂事件が起こりました。
この事件のことを上念司さんが論じています。
昨日。
今日。
おい、マスコミ諸君!聞いてるか?ジャーナリスト佐々木俊尚さんが指摘!犯人の不幸な生い立ちを詳しく報じると、それが「物語化」と「英雄視」に繋がる。|上念司チャンネル ニュースの虎側
昨日の動画から、
上念さんは「テロリストの名前はない」と言っていました。
そして犯人の名前を言いませんでした。
その理由は、今日の動画でわかりました。
2019年3月に、
ニュージーランドのアンダーソン首相がこう言いました。
※BBCニュースJAPAN ニュージーランド首相、銃撃犯の名前は今後一切口にしないと誓う
ここから引用します。
アーダーン首相は議会で、「男はこのテロ行為を通じて色々なことを
手に入れようとした。そのひとつが、悪名だ。だからこそ、私は今後
一切、この男の名前を口にしない」と、気持ちをこめて演説した。
「皆さんは、大勢の命を奪った男の名前ではなく、命を失った大勢の
人たちの名前を語ってください。男はテロリストで、犯罪者で、過激
派だ。私が言及するとき、あの男は無名のままで終る」
ニュージーランド・クライストチャーチで15日に発生した銃撃の被害
は、死者50人、負傷者50人に達したほか、2人が重体という。
上念さんは、このアンダーソン首相の発言に賛同して、
犯人の名前を言わなかったのです。
マスコミが犯人の名前を伝え、その動機を報じることで、
物語化が始まってしまいます。
下手をすると、犯人が英雄視される事態になってしまいます。
今回のように模倣犯が生まれる可能性を生み出してしまいます。
なるほどと思いました。
アンダーソン首相の言葉を、
安倍首相暗殺事件の時に知っておきたかった。
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