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2023年2月18日 (土)

「AFRIKA ROSE」を読みました② 香りが少なく長持ちするのがケニアローズ

      

今日は令和5年2月18日。

  

前記事に引き続き、

「AFRIKA ROSE 幸せになる奇蹟のバラ」

(萩生田愛著/ポプラ社)より引用していきます。

  

大切な人たちへバラを贈るお客様の多くの人が、私たちに報告をく

ださいます。喜んでくれた、とても驚いていた、プロポーズがうま

くいった、と。ある日、気づきました。お店に来てくださる方の多

くは、誰かに喜んでもらうために、この店のドアを開けるのです。

人を喜ばせることが幸せ。誰かのために足を運び、時間をつかうこ

とが楽しいと思える人たち。だから、とても素敵なお客様ばかりな

んだ、と思ったのです。

(19p)

  

なるほどです。誰かに喜んでもらうために、店に来るのです。

そんないいことをしている人は、きっと素敵でしょうね。

  

花合わせ、色合わせに「趣味がよくない」とか「間違い」はありま

せん。できた花束を見て、自分の心のなかにあるイメージとぴった

りならば、それがいちばんです。もし、ちょっと違うなと思うよう

でしたら、「もう少し元気な感じに」「優しい感じに」などとリク

エストしていけば、どんどん印象が変わっていきます。「ちょっと

違うけど、まあいいか」などと思う必要はありません。なにより、

そんなふうに時間をかけて花を選んだ気持ちが相手に伝わります。

とくに女性は、どんな色の花束かということより、「自分のために

時間をかけて選んでくれた」ことがうれしいのですから。

(25p)

  

花束を花屋さんと相談して作る体験がありません。

こんな話を読むと、やってみたくなりますね。

   

花束は、色だけでなく、茎の長さでも雰囲気が変わります。

同じ色の組み合わせでも、茎を長くラッピングすると、大人っぽく

エレガントな仕上がりになります。厳粛な場面や、目上の方への贈

り物、大勢が参加するパーティで渡す花束には、長めの茎がふさわ

しいでしょう。

一方、茎を短くカットしてラッピングすると、カジュアルで可愛ら

しいイメージになります。ホームパーティに手土産として持ってい

く時や、親しい友人へのカジュアルな場面でのプレゼント、他にも

プレゼントがあり花束を添える場合には、短い茎の方がふさわしい

でしょう。

(42~43p)

  

花束をつくる時に、茎の長さも工夫できるのですね。

近くに、アフリカローズの店があったら、楽しいだろうなと思います。

  

世界には約3万種類のバラの品種があると言われていますが、現在

私たちが目にするバラのほとんどは品種改良されています。原種は

10種、アジアや中東が原産地のようです。原種のバラは花びらの

数が少なく、色味は黄色、香りが強いものが多いようです。

品種改良を重ねるにつれ、花びらの枚数は増え、香りが少なくなり、

長持ちするようになりました。いまでも香りの豊かなバラは、そう

でないバラに比べると咲いている時間が短い傾向にあります。たと

えば、香水や香料によく使われる豊かな香りのダマスクローズは、

朝摘むと午後には枯れてしまいます。

ケニアのバラは、香りが少なく、長持ちするのが特徴です。

(47p)

  

そうか、香りがあると長持ちしないんだ。

香りを出すのにもエネルギーが必要なのでしょう。

  

ケニアにはシングルマザーが多く、結婚した旦那さんがナイロビに

出稼ぎに行ってしまい、次第に仕送りが届かなくなるケースもよく

あると聞きます。幼い子どもを抱えたシングルマザーには、特に仕

事が必要です。この農園の経営者は「ケニアにおける女性の経済的

自立はとても重要」という信念から、積極的に女性を採用し、農園

の従業員の約80%が女性なのです。

(94p)

  

ケニアの男性は何やってるんだと思います。

ナイロビに住むと、故郷の家族のことを忘れてしまうのでしょうか。

  

理科の実験室のような部屋のテーブルの上に、箱から出したバラを

順番に並べていきます。検疫官がバラの頭を下にして振り、虫が出

てこないかチェックします。もしも虫が出て来たら、それをルーペ

で見て、日本に入れてはいけない種かどうか調べます。その虫が日

本に入れてはいけない種であれば、「燻蒸(くんじょう)」といっ

てガスで消毒します。その消毒には強弱2種類あり、ゆるい方はさ

ほどバラにダメージはありませんが、きつい方は著しくバラの品質

を下げます。

(101p)

  

空港の検疫では、このような調査が地道に行われているのですね。

これも初めて知りました。

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