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2022年10月14日 (金)

「スイート・ホーム」① 出てくる人がみな善人のお話

    

今日は令和4年10月14日。

  

この本を読みました。

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「スイート・ホーム」(原田マハ著/ポプラ文庫)

  

原田マハさんの本をまた1冊読みました。

原田マハさんの本は、しつこく読んでいきたいですね。

  

アマゾンの書評を一部引用します。

センニンさんの書評です。

  

絵に描いたような幸福。

大金持ちになるわけでもなく大波乱の恋愛があるわけではないですが、

心温まる家族とそれを取り巻く人たちを描くハートウォームな世界で

す。主人公を変えて同じ街が描かれる連作です。

『サザエさん』と同じように悪人は出てきませんし、悪意や嫉妬とも

無縁。片思いあり、両思いあり、失恋あり、受験あり。そして結婚式

もあり。こんな恋、とても素敵と思ってしまいます。

長女の婚約者がやってきて挨拶する場面では思わず目頭が熱くなるほ

どです。看板娘が増え、家族が増え、常連のお客さんが増え、眩しい

ばかりの幸福な、球体のような世界が次第に膨らんでいきます。

全体はキンモクセイのみかん色が基調になっています。お店のロゴも

みかん色。バターの香りとバニラの香り、そして季節にはキンモクセ

イの香り。

   

共感できたので、引用しました。

善人ばかりなんですよ、登場人物が。

そんな人たちの中で過ごしたら、人と会った回数によって、

幸福度は高まると思いました。

人との出会いが、プラスになる街です。

現実は、必ずしもプラスになるとは限りませんが。

  

本文からの引用です。

  

常連客、ご近所にお住いの工藤さんが「あら、陽皆ちゃん、おかえり」

とにこやかに応える。

(13p)

  

短編集の最初の話の主人公名は「陽皆」

引っ込み思案の陽皆さんが、男性に恋をして、

片思いと思いきや、両想いであることがわかり、

お付き合いを始める話。純な恋愛の話でした。

わが娘にも、こんな体験をしてほしいなと思って読みました。

問題は、またも女の子の名前です。

「陽皆」は「ひな」と読みます。読めないよ。

13pで初登場した時には、ふりがながついていましたが、

その後はついていません。

何て名前だったけなと、13pにたびたび戻っていました。

「陽皆」で検索すると、この本「スイート・ホーム」が並びます。

原田マハさん、とっておきの名前のようです。

  

キンモクセイの花の香りが随所に出てきます。

秋の話が中心でした。

ちょうど今はキンモクセイの花盛り。

町内会の集会所にある5本のキンモクセイもいい匂いを

発していました。

おっと、この話は、別の記事に書きます。次の記事かな。  

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