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2022年7月23日 (土)

大魔神を演じていたのは橋本力さん

     

今日は令和4年7月23日。

   

前記事の続きで、

映画「大魔神」について。

  

「大魔神」のことで、ネットを調べると

いろいろ興味深いことがありました。

  

たとえば、大魔神を演じた人について。

眼光するどい目が印象的な人ですが、

名前は橋本力さん。

  

Wikipedia 大魔神には次のように書いてありました。

  

三部作すべてで大魔神役スーツアクターを務めたのは、プロ野球選

手出身の橋本力である。橋本を起用したのは黒田義之で、「主役は

あんただから」と念を押したという。撮影は芋の粉やコルク屑、炭

粉を使った粉塵が飛び交うものだったが、橋本はカメラが回ってい

る間は、決して瞬きをしなかったという。それによって血走った眼

が印象的な当たり役となり、『妖怪大戦争』でも吸血妖怪ダイモン

役で血走った両眼を見せ、強い印象を残している。荒れてしまった

目は、茶でしかきれいにすることができなかったという。森田(撮

影)も「あの人には頭が上がりません」と述べている。

   

プロ野球選手だったというのが気になってさらに調べました。

これもWikipedia 橋本力によると、

1953年に毎日オリオンズに入団。

1957年に毎日オリオンズは大映ユニオンズと合併して、

大毎オリオンズとなりました。この時レギュラーでした。

しかし、翌年、田宮健次郎が入団したことで、

橋本力さんはレギュラーをはずさられることになります。

引用します。(写真もWikipedia)

Chikara_hashimoto_daimajin_1955_sca

1959年(昭和34年)、ケガで二軍落ち。この際に五味康祐原作

の小説『一刀斎は背番号6』が、球団の親会社である大映から菅原

謙二主演で映画化されることとなり、当時二軍にいた橋本はアドバ

イザー兼選手役で出演。実質的な俳優デビューとなった。

しかし、この『一刀斎は背番号6』で、外野でのダイビングキャッチ

を演じた際に鎖骨を折ってしまうアクシデントに見舞われ、この年

オフに自由契約となり、現役引退。

これを気の毒がった本社の意向もあり、『一刀斎は背番号6』で助監

督を務めた中村大十郎が同じ大映の社宅にいたことで「役者になら

ないか」と誘われ、俳優に転身。本人によるとそのまま撮影所長から

大映社長の永田雅一に話が進み、トントン拍子に決まったと語ってい

る。

1960年(昭和35年)1月1日に、「大映ニューフェイス」として

正式に入社発表される。同期入社に伊丹十三等がいる。以後、大映京

都撮影所の専属俳優となる。役柄は悪役を中心とした端役が多かった。

1966年(昭和41年)、上背の高さを生かして『大魔神』で大魔神

のスーツアクターを務める。この年3本製作されたこの「大魔神シリ

ーズ」すべての大魔神役を務める。

  

レギュラーをはずれ、球団の親会社の手伝いをしていて

ケガをして、引退。それじゃあかわいそうだからと、

俳優になったいきさつは、面白いです。

橋本力さんは、2017年に亡くなっています。

橋本さんの演じた大魔神は、テレビで放映されて、

その目は、見るものを虜にしています。

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