「ペリリュー 楽園のゲルニカ」1巻を読みました
今日は令和4年7月28日。
このマンガを読みました。
「ペリリュー 楽園のゲルニカ」第1巻
(武田一義作/ヤングアニマルコミックス)
作者の武田さんは、ペリリューの戦いについて、
2015年に知ったと書いていました。
2015年、天皇皇后陛下が慰問でペリリューを
訪れたニュースで知ったそうです。
私もそのニュースに注目していました。
※ここでも道草 4月9日に両陛下がペリリュー島訪問(2015年3月25日投稿)
※ここでも道草 ペリリュー島に関するニュース2/両陛下の9日の動き(2015年4月11日投稿)
武田さんは、それ以後、ペリリューの戦いについて勉強して、
マンガを連載をしたようです。
私は、このマンガを読むことで、
武田さんの勉強したことを学びたいと思いました。
利用できるものは利用します。
1巻では、アメリカ軍がやってくるのに備えて、
固い壁を掘って洞窟陣地を作るところと、
そしてアメリカ軍がいよいよ上陸して戦いが始まったところが
描かれていました。
戦いが始まったばかりなのに、死体が累々と横たわっていきます。
映画やドラマで描かれるような、きれいな死体ではありません。
千切れた、吹っ飛んだ、そんな死体です。
それが現実なのでしょう。
そして主人公の田辺一等兵は、ハエが増えたことに気がつきます。
死体にたかるハエが集まってきたのです。
その後、死体はどうなっていくか。想像に難くないです。
田辺は、一緒に戦って生き残った吉敷上等兵と、
「生き残ろうぜ」「生きて日本に戻ろう」と語り合います。
現実は厳しい。
ペリリューの戦いで、日本兵は1万人。
生き残ったのは38人。
2人の運命はどうなるのか。
最近知ったミャンマーの軍事政権による死刑執行のこととか、
前から勉強している沖縄戦のこと、ペリリュー戦のこと。
少しでも情報を集めて、生徒に語れるようになりたいと、
社会科教師としては思います。
社会科教師の役目だと思うのです。
いろいろなことを生徒に伝えたい。
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