「葬り去られた真実」① しかし私は書かずには居れなかった
今日は令和4年3月19日。
この本を読みました。
「葬り去られた真実 日航機墜落事故の疑惑」
(宮村浩高著/青心社)
この本は図書館で借りて読みました。
初版本で、2003年8月12日!発行の本でした。
19年前の本ですが、日航機123便には、
自衛隊の無人標的機が当たったのだと推理しています。
私が昨年知ったことは、
少なくとも19年前の本には書かれていました。
それなのになぜ今も真相が解明されないのだと思います。
今年の8月12日で37年が経ちます。
このまま月日が経ってしまうのか。
エピローグに書かれた文章が印象に残りました。
最初ですが、引用します。
今回、この本を書くにあたって、たくさんの書物から引用させて頂
きました。
私には航空関係者やジャーナリストの方々の様な、専門知識、洞察
力、文章力を持ち合わせておりませんでした。しかも調べていくと
私が書きたかったことをたくさんの方々が鋭い切り口で書物にして
おられました。それらは理論的であり、豊富な知識と膨大な取材量
に圧倒される物ばかりでした。
私には決して”新説”があるわけでもない。それどころか私のような
素人の拙い文章で、プロの方々が書かれた素晴らしい本と同じテー
マをなぞっていく事は非常に恥ずかしいことでありました。「それ
らの事はもう周知の事実じゃないか」「今まで言われていたことを
引用したにすぎない」と批判を受けるだろうが、しかし私は書かず
には居れなかった。
それはマスコミの末席に居る私が恥ずかしながら、これほどまでに
事故調の報告がいい加減なものであったとは知らなかった衝撃があ
る。多くの世間の人々は私同様、こんな事実は知らないのではない
か、「圧力隔壁説」を流し続けていたマスコミの一員としてこのま
までいいのだろうかと考え出した。
内容の殆どが、他人の書いた内容の焼き直しでもいい。出来るだけ
色々な方々の洞察をまとめてみることにも意味がある。そして何よ
りも”真実”を知って欲しい。そのためには、色々な方々の研究、取
材、洞察を利用させて頂くしか方法が無かったのである。それでも
誰かが”声”をあげ続けることは重要なことであると考えています。
ぜひ、私が読んだ「日航ジャンボ機墜落事故」関連の本を、多くの
人にも読んで貰いたいと思う。
(288~289p)
止むにやまれぬ気持ちで本を書き上げたことが伝わってきます。
真実が明らかになっていない現実に対して、
何かできることはないかと考えることは共感できます。
昨年夏まで「圧力隔壁説」を信じてきた自分も、
そうではない真実を知って、衝撃を受け、
このままではいけないと思うようになりました。
著者の宮村さんが紹介してくれた本をさっそく図書館に予約しました。
角田四郎著「疑惑 JAL123便墜落事故」(早稲田出版)
1993年の本です。
事故から8年後の本です。
どこまで真相に迫っているのだろう。
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