「おれは一万石」読破/「破落戸」(ごろつき) 網乾左母二郎
今日は令和3年12月16日。
この本を読みました。
「おれは一万石」(千野隆司著/双葉文庫)
10代将軍徳川家治が、脚気のため危篤になった世の中。
家治に重用されていた田沼意次は失脚するだろうという噂。
田沼意次の活躍は、将軍家治あってのことだったのですね。
そんな時代の物語。
「おれは一万石」シリーズの1作目です。
※ここでも道草 「おれは一万石 商武の絆」読破(2021年11月23日投稿)
「第2の藤沢周平」と言われているらしい。
シリーズを少しでも多く読んでみたくなりました。
破落戸(ごろつき)
(248p)
この漢字に興味を持ちました。
初見で「破落戸」を「ごろつき」とは読めません。
「ならずもの」と読むこともあるそうです。
この漢字については、次のサイトが勉強になりました。
中国語「破落戸」に日本語の読みがつけられたようです。
『水滸伝』でも使われていて、その日本語翻訳本にも使われ、
その本に影響を受けた『南総里見八犬伝』でも使われているそうです。
昨晩、勉強したことにも急につながってくる。(前記事)
これが道草のおもしろいところ。
さもしい浪人さもしさもじろうは、まさに「破落戸」だろう。
ここで確認。
「さもしい浪人さもしさもじろう」でいいのか?
ネットで調べました。
「網乾左母二郎」が正しい名前。
「あぼしさもじろう」と読みます。
47年前の記憶なんて曖昧でした。
追記:「破落戸」が何か初めてではないなという記憶。
検索して調べたら・・・
※ここでも道草 「近松よろず始末処」② 難読漢字6(2020年3月21日投稿)
この記事で、「破落戸」について書いていました。
なんてこったあ。47年前どころか2年前の記憶も曖昧でした。
コメント