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2021年12月31日 (金)

20211226報告⑥ 「放射能を浴びたX年後」(和気一作著)

    

今日は令和3年12月31日。

   

前記事の続きで、「第五福竜丸だけではなかった」関連。

  

第五福竜丸展示館で購入してこの本を読みました。

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「放射線を浴びたX年後」(和気一作著/創風社出版)

   

原作は伊東英朗著「放射線を浴びたX年後」(講談社)です。

和気さんは漫画家であり、この本は漫画本です。

アメリカの核実験で被爆したのは第五福竜丸だけではないと

高知県の高校教師が、生徒と一緒に高知の漁師に話を聞いていました。

その活動を知った南海放送ディレクターの伊東さんは、

自らも取材を始めます。

そして2004年(平成16年)5月29日に

「わしも死の海におった」という番組を放映します。

その時は一部地域のみの放映でしたが、

10月には日本テレビで「NNNドキュメント」として放映されました。

「NNNドキュメント」は時々録画していたので、

もしかしたら録画していないか調べてみました。

なかったです。残念。

いい番組はこうして見逃されているのですね。

   

伊東さんはドキュメンタリー映画を製作しました。

2013年に完成します。

映画のタイトルが「放射線を浴びたX年後」です。

劇場映画「X年後」公式サイト

☝ このサイトを見ると勉強できます。

映画は2作目も作られ、3作目も作られようとしています。


YouTube: 映画『~放射線を浴びた~X年後』予告編


YouTube: 映画『放射線を浴びたX年後2』予告編

和気(わけ)さんは、伊東さんの原作本を読んで、

和気さんの父親も、ちょうど核実験の頃に

マグロ漁船に乗ってマーシャル諸島付近で操業していることを知り、

ただの癌で死んだのではなく、被曝したための癌だと確信します。

そしてこのマンガ本を描きました。

第五福竜丸展示館の安田事務局長さんは、

一連の出来事を「第五福竜丸事件」としてはいけない。

せめて「ビキニ事件」と呼ぶべきだと言っていました。

第五福竜丸だけではなかったからです。

その被害は他の船やマーシャル諸島の島民など

広い範囲で起こっているからです。

  

2021年はまもなく終わります。

最後に和気さんの「放射能を浴びたX年後」を読んで

勉強ができてよかったです。

   

あとは紅白歌合戦を家族で見ながら、年越しそばを食べます。

  

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