炎鵬の取り組みをつかって道徳の授業
今日は令和3年4月18日。
「中学校編 とっておきの道徳授業15」
(桃崎剛寿編著 日本標準)
を注文して手元に届きました。
35本の授業実践が収められた本です。
その中で最初に目がついたのは、
炎鵬の相撲の取りっぷりをメインに据えた実践です。
教材は「SEIBU SOGO」のポスターです。
これです。☟
ここに書かれた文章は次の通り。
大逆転は、起こりうる。
わたしは、その言葉を信じない。
どうせ奇跡なんて起こらない。
それでも人々は無責任に言うだろう。
小さな者でも大きな相手に立ち向かえ。
誰とも違う発想や工夫を駆使して闘え。
今こそ自分を貫くときだ。
しかし、そんな考え方は馬鹿げている。
勝ち目のない勝負はあきらめるのが賢明だ。
わたしはただ、為す術もなく押し込まれる。
土俵際、もはや絶体絶命。
この文章を上から読んでいくとネガティブになってしまいます。
ここでポスターに大きく書かれた「さ、ひっくり返そう」を
やってみます。
下から読んでみるのです。
そうするとポジティブな文章になっていくのです。
これは次のサイトの動画を見ると効果的です。
※facebook 西武・そごう 幕内最小の力士 炎鵬の逆転劇
この授業の流れは、「中学校編 とっておきの道徳授業15」を
参考にしてください。
必要な動画(あるいは画像)は2種類。
大きな力士と戦って、小兵(こひょう)であるがゆえに負ける戦い。
そして小兵であるが「誰とも違う発想や工夫を駆使して」勝った戦い。
炎鵬が巧みに勝つ取り組みの動画はたくさんあるけど、
敗ける取り組みの映像はないかなと思いました。
どうにか見つけたのは、
すべて2020年初場所の取り組みです。
4日目。炎鵬VS栃ノ心。
※Enho vs Tochinoshin 炎鵬🔥栃ノ心〖吊り出し〗初場所四日目 2020
栃ノ心につり出される炎鵬。
この映像が最も小兵である弱点がわかります。
7日目。炎鵬VS隠岐の海。
隠岐の海に寄り倒しで敗れる炎鵬。
上からの圧力によって押しつぶされた感じ。
10日目。炎鵬VS貴景勝。
軽量である炎鵬が、貴景勝の押しで吹っ飛びます。
次は炎鵬が小兵であるが、大きな力士を倒す動画。
これはいろいろあります。
たとえばこれは☟一挙に10の取り組みを見ることができます。
※炎鵬のエグい取組十番🔥TOP10🔥ENHO ランキング 階級制なら完全に横綱!!!
2020年初場所では勝った取り組みもとてもいい。
最高なのは、次。☟
13日目。炎鵬VS阿炎(あび)
※[大相撲2020初場所 13日目] 炎鵬が阿炎を持ち上げた
これは当時、記事にしています。
※ここでも道草 令和2年大相撲初場所が面白かった(2020年1月28日投稿)
当時感動した取り組みを使って道徳の授業を仕組んでいます。
まさかそんな展開になるとは。
うれしいことです。
12日目。炎鵬VS高安(たかやす)
粘ったあげくの下手投げによる勝利。
大きな力士を投げで勝つのは見事です。
さあ、これで明日の授業にむけて動画の準備はできました。
音読と動画を使う私らしい授業になりそうです。
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