「ヤバいデジタル」③ スピーディーで途切れのないデジタル上のやりとり
今日は令和3年2月10日。
前記事に引き続き、
「やばいデジタル ”現実(リアル)”が飲み込まれる日」
(NHKスペシャル取材班/講談社現代新書)より。
グーグルの元社員の言葉。
「グーグルを使うたびに、グーグルはあなたについて詳しくなっ
ていく」
(146p)
便利なサービスと引き換えに、私たちの日常生活をデータ化する
企業は、グーグルだけではない。本を買おうとアマゾンを開けば、
私たちの今までの注文履歴をもとに、オススメの商品が表示され
る。フェイスブックでは、ユーザーの「いいね!」などをもとに、
私たちの趣味嗜好に合わせた広告が配信されることも、周知の事
実だ。
(147p)
自分のプライバシーがどれほど企業に握られようが、広告の配信
に使われるくらいなら別に問題ないと考える人も多いのではない
か。(中略)多くのIT企業は利用者のプライバシーを守るため
に、様々な施策を打っている。しかし、もし私たちの「デジタル
ツイン」が、悪意ある企業に渡ったらどうなるのか。国家権力が
悪用したらどうなるのか。
(150p)
悪用されることが想像できていなかったけど、
この本を読んで少しは知るようになりました。
でもまだ身近ではないです。
スピーディーで途切れのないデジタル上のやりとりが日常と
なっている現代。
(164p)
いつの間に私たちは、デジタルに心まで奪われていたのだろ
う。
(164p)
メールをしてもすぐに返事が返ってこない。
でもそれは事情があって遅いのだろうと考えて気長に待つ。
そして返事が来る。
こちらの予定通りにならなかったけど、
返事を待ってくれてありがたかったといったメールが届く。
世の中スピーディーになりつつあります。
でもこういうやりとりも大事だと思いました。
とにかく効率よく進むことを第一の考えてしまいがち。
人の気持ちは、そんなに早く変わらない。その気にならない。
ゆっくり待って、返事が来たら、また次のメールをする。
これでもいいじゃんと思う。
デジタルデジタルと騒がれているわりに、
わが市では、まだ出勤印を押さなければなりません。
しかも、デジタルでも出退勤をチェック。
どうしてでしょう。
投稿: ハマコウ | 2021年2月14日 (日) 19:24
コメントをありがとうございます。
現在は過渡期なのでしょうね。
それでも出勤印をまだ押していることにビックリ。
わが市では、在校時間表を毎月作成して提出しています。
それとともに、パソコンを立ち上げたときに出勤、
パソコンをシャットダウンしたときに退勤というのを
実験中です。
投稿: いっぱい道草 | 2021年2月15日 (月) 11:41