番画:「歴史秘話ヒストリア」 源氏物語の決定版を作った藤原定家
今日は令和3年1月5日。
番画です。
〈11〉「歴史秘話ヒストリア 新発見!まぼろしの源氏物語
藤原定家の挑戦」(2020年10月28日放映)
〇「源氏物語」の決定版を作ったのは藤原定家。
〇「源氏物語」は原作者の紫式部の原本は存在しない。
〇さまざまな写本が残っている。
〇それらの写本を収集して、決定版をつくる作業を成し遂げた。
〇最近、藤原定家の写本と思われる
「源氏物語」の1冊「むらさき」が発見された。
〇藤原定家は和歌の神様と呼ばれる。
〇藤原道長の子孫で、和歌を生業(なりわい)にする流れ。
したがって幼い時から「源氏物語」には親しんでいた。
〇時代は貴族の時代から武士の時代に移る時。
〇後鳥羽上皇は朝廷の権威を高めるために勅撰和歌集を作る。
その中心に藤原定家がいた。「新古今和歌集」
貴族の力を少しでも武士に示すためだった。
〇鎌倉時代になって、3代将軍源実朝が和歌を好み、
藤原定家と師弟関係になる。しかし、実朝は暗殺される。
〇後鳥羽上皇は承久の乱を起こすが敗れる。
貴族から武士の世の中に急速に変わる。
〇そんな中、貴族文化の結晶である「源氏物語」を
後世に残そうと考え、実行したのが藤原定家。
〇60歳を過ぎてからの作業。
〇読みやすい筆跡を考案して写本する。
〇その藤原定家の筆跡をもとにフォント「かづらぎ」を作ったのが
タイプデザイナーの西塚涼子さん。
※参考:design/edge まるで肉筆のような毛筆フォント「かづらき」が美しい
〇藤原定家は1241年、80年の生涯を閉じた。
この死にっぷりはあこがれる。
藤原定家は「明月記」という日記を残しています。
このブログにも登場しました。
※ここでも道草 冷泉家/「明月記」との再会 五月の節句(2019年10月21日投稿)
☝ この記事から、2013年の「明月記」の記事にもとべます。
日記をこまめに書き、蔵書等を2万点冷泉家に残し、
「源氏物語」を後世に残すために尽力した藤原定家。
自分のことに置きかえてしまいます。
うなるほどある録画した番組13000余り。
その中には、後世に残すべきものがあるのではないかと思うのです。
今年の「番画」シリーズのように、番組・動画をせっせと見て、
記録していく中で、これは後世に残すべきと思ったものは、
藤原定家のように考え実行したいと思いました。
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