「アナザーストーリーズ 東海村臨界事故」③ だれ一人、大内さんのようにしてはならん
今日は令和2年5月5日。
前記事に引き続き、
2019年12月3日放映の「アナザーストーリーズ
東海村臨界事故 終わらない闘い」より。
〇2011年3月の東日本最震災。
その時に起こった福島第一原発爆発事故。
原子炉を冷却するために、ハイパーレスキュー隊による
注水作業が行われることになった。
そこに、大内さんの治療にあたっていた医師山口芳裕さんがいた。
〇山口さんは、東海村臨界事故の治療の後、アメリカに留学。
最先端の被爆治療を身につけていた。
〇福島では、レスキュー隊の被爆管理を担当。
隊員たちが大量の被爆をしないように奔走した。
〇聞き書き
山口:あの若者たちをだれ一人、大内さんのようにしてはならん
という思いは、とても強く頭に浮かびました。
ナレーター:しかし、隊員たちは、自分の健康を心配して
活動を制限したら、被災地に来た意味がないと
山口と激しく衝突した。
山口:彼らは「命を捨ててきた」と言うけれども、
ちゃんと生きて帰るんです。生きて帰った後、
それから長い長い人生が待っている。
私はともかくJCO(東海村)のイメージがあるので、
絶対に被曝させたくない。
ナレーター:隊員たちは皆、健康への影響が確認されている線量を
上回ることなく、無事に任務を終えた。
目に見えない放射線が、人体にどのように影響を与えるのかが、
よくわかった番組でした。
生徒に見せたい番組がまたひとつ増えました。
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