「実践 ことばキャンプ」⑦ 気持ちのいいことばや言い方をストック/自分メッセージ
今日は令和2年4月22日。
先日から、専門学校生の娘が、自宅でZOOMを使っての
オンライン授業を始めました。
5月からは、大学生の息子がオンライン授業を始めます。
オンライン授業が身近になってきました。
そしたら、ちょくちょく参加していた神奈川LD協会の
夏のセミナーがオンラインでも受講できることになりました。
さっそく申し込みました。
昨年と同じ井上賞子先生のセミナーです。
※ここでも道草 20190809報告1 これぞ”特別支援” 井上賞子先生(2020年8月11日投稿)
2度3度聞いて、井上先生のやり方が身についたらいいなと思います。
閑話休題
前日の記事に引き続いて、
「コミュニケーション力を育てる 実践 ことばキャンプ」
(高取しづか著/主婦の友社) より引用していきます。
「ことばキャンプ」の語彙力に関する文章です。
引用します。
ことばをたくさん知っていれば、自分の微妙な心の動きや気持ち、
ニュアンスまで伝えられます。
ただ単に「かわいい」だけではなく、「愛くるしい」「魅力的」
「キュート」と別の形容詞で表現したり、「〇〇みたいにかわいい」
のように」たとえがあれば、より具体的なイメージがわくでしょう。
また、同じことを言うにしても、いやな気持ちになることばと気
持ちよく伝わる言い方があります。「どいて」ではなく「よけてく
れる?」、「お塩、とって」ではなく「悪いけど、お塩をとってく
ださい」。物の言い方ひとつで印象が変わり、人間関係も変わって
きます。自分も周りも幸せにする、気持ちのいいことばや言い方を
たくさんストックしておきましょう。
(53p)
自分もこうやって日々文章を書いていて、
月並みな表現にならないように気をつけているつもりです。
本や新聞を読んだり、テレビ番組を見たりして、
そのような言い方もあるんだなと心に引っ掛けていくことの
繰り返しかなと思っています。
すぐに「すごい」ですませてしまうので、気をつけたい。
どうすごいの?と自問し、生徒にも問いたい。
教室で「おまえひどい点数だな」「おまえでデブだな」
と言われたり、ぶたれた時にどう対応するか。
この本では次のように書いてありました。
ポイント:自分を主語にして伝える「自分メッセージ」について
子どもに説明しましょう。
「(自分は)〇〇と思う」
「(自分は)△△されたくない」
「(自分は)◎◎と言われたくない」
(80p)
相手を主語にした「あなたメッセージ」よりも、自分を主語に
した「自分メッセージ」のほうが、感想がまじらずに相手に伝え
られます。
例をあげましょう。Aくんにぶたれたとき、「(キミ)やめろ
よ! なんで(キミは)ぶつんだ?」と言うと、Aくんは非難さ
れたように感じます。でも、「(自分は)ぶたれると痛い」「
(自分は)やめてほしい」と自分メッセージで言うと、相手を非
難するのではなく、自分の気持ちや感じたことが伝わります。ま
た、感情が混じらないのでNOが言いやすくなってきます。
大人もふだんから「自分メッセージ」と「あなたメッセージ」
を意識して、会話してみてください。
(81p)
なるほどです。
以上で、
「コミュニケーション力を育てる 実践 ことばキャンプ」
の引用を終了します。
貸してくれた同僚の先生に返します。
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