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2019年12月27日 (金)

「18年 なお混迷」/アフガニスタン情勢

  

今日は令和元年12月27日。

  

今日(12月27日)の朝日新聞朝刊には、

アフガニスタン関連の記事が載りました。

 

2001年9月の国際テロ組織アルカイダによる

同時多発テロをきっかけに、米軍による

アフガニスタンでの戦闘が始まりました。

この「米国史上最長の戦争」と言われるアフガニスタンの

戦闘をめぐり、米政府内の内部文書が明らかにされたという

記事です。

 

ブッシュ、オバマ両政権でホワイトハウスの軍事顧問であった

ダグラス・ルート元陸軍中将の発言。

「我々は何を成し遂げようとしているのか、

ぼんやりとも分かっていなかった」

 

同じく両政権でアフガニスタン担当の特別代表を務めた

ジェームズ・ドビンズ氏の発言。

「我々は暴力の絶えない国家に平和をもたらそうとして

侵攻したが、アフガニスタンでは明らかに失敗した」

  

アルカイダをかくまっているとしてタリバーン政権を

攻撃していた米軍でしたが、タリバーン政権そのものが敵となり

アルカイダのビンラディンが、米軍によって殺害された

2011年5月以後も戦闘は続きました。

上記の中将の発言のように、

米軍の闘う目的があいまいになってきました。

そして特別代表の発言のように、アフガニスタンでは

今でも争いが止みません。

Epson183  

中村哲さんの著作を読むと、アフガニスタンでの

反米感情はとても大きくなってしまっています。

米軍も命をかけて取り組んでいるのに、

結果的に良い方向に向かっていません。

米軍の兵士の死も報われていません。

やはり、中村哲さんが言うように、アフガニスタンも

アメリカも、戦っている時ではないと思います。

戦いに行かずに、兵士が戦争に参加せず、

家族と毎日食事がとれるためには

どうしたらいいかを考えて実行すべきだと思います。

  

今日の朝刊には、このような「声」がありました。

Epson182  

くり返しますが、

タリバーンの兵士にも家族があり、本当は戦争に参加せずに、

農業に専念して、家族と食事をしたいと思っていることを、

中村哲さんの活動で知りました。

  

どうにかならないものか。

  

  

  

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