1988年東ベルリン公演/東ドイツが許可したロックシンガー
今日は令和元年11月20日。
前投稿に引き続き、11月6日放映の
「BS世界のドキュメンタリー/ロックが崩した冷戦の壁」より。
ベルリンの壁が取り払われたのが、30年前の1989年。
その前年の1988年7月19日に、東ベルリンで大観衆を集めて
コンサートを行ったアメリカ人ロックシンガーが紹介されました。
東ドイツが開催をOKしたのです。
ブルース・スプリングスティーンです。
ブルース・スプリングスティーンは、ボブ・ディランの
「自由の鍾/Chimes of Freedom」を歌いました。
※歌詞→廃墟の街のレコード店 自由の鍾
前投稿で示したように、ビリー・ジョエルは、やはり
ボブ・ディランの「時代は変わる/The Times They Are A-Changing」を
歌いました。
※歌詞→時代は変わる ボブ・ディラン
ノーベル賞をもらったボブ・ディラン。
世代が少しずれた私には、まだそのすごさがわからない。
ブルース・スプリングスティーンのこのコンサートについては、
このサイトの説明が激しいです。☟
※monotone-extra Bruce Springsteen /East Germany 1988
すこし引用します。コンサート開催のいきさつに触れています。
その映像美で描かれるショウは、歴史ヌキには語れない。
そもそも、このコンサートを企画したのは、
自由ドイツ青年団(Freie Deutsche Jugend)。
14歳から25歳までの東ドイツ人の75%以上が
加入するという巨大組織だったのですが、このFDJが
スポーツやディスコ、コンサートといった若者文化を企画し、
政府当局の許可を得て開催するスタイルでした。
ところが、80年代半ばには当局が許可できない企画も登場し、
禁止されると暴動に発展するようにもなった。
このコンサートは、そのガス抜きとして企画されたもの。
東ドイツ当局は、ブルース・スプリングスティーンを
「不正と戦う労働者階級」として許可したのです。
歴史ですよ、これは。
ゾクゾクする歴史です。
私はこの時、教員4年目。
ブルース・スプリングスティーンは聴きまくっていましたね。
でも残念ながら、このコンサートのことは覚えていません。
コンサートの映像をもっと見たくなりました。
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