26年前の「NHKスペシャル 核実験 戦慄の記録」
今日は令和元年10月20日。
昨日19日の朝日新聞朝刊の記事の写真です。
セミパラチンスク実験場は以前から関心を持ち、
録画した番組もあります。
この記事を見たのをきっかけに、
録画したものを見てみようかなと思いました。
ビデオテープです。
1993年8月7日放映の「NHKスペシャル 核実験
戦慄の記録 ~旧ソ連・秘密都市の40年~」
26年ぶりにデッキに入れて見ました。50分間。
テープが傷んでいるのではないかと思いましたが、
思いのほか大丈夫でした。
旧ソビエト連邦のカザフスタンにあったセミパラチンスク核実験場。
アメリカの核開発に追いつくように行われた核実験は、
1949年8月29日にここで始まりました。
地上での原爆、そして水爆の核実験は、
周辺の村々を放射能で汚染しました。
障害をもって生まれてくる子どもが増え、
記事のカリプベク・クユコフさんもその一人と思われます。
1963年に部分的核実験禁止条約が締結されて、
核実験は地下で行われるようになりましたが、
記事にあるように「平和目的」と称して実験は繰り返されました。
平和目的の具体例として、番組では人造湖を造るための核実験が
紹介されました。
100m程の浅い場所で爆発させて、大きな穴を造り、
そこに雪解け水を入れて人造湖を造りました。
水不足を補う灌漑施設として。
しかし、20年以上たっても放射能汚染が高く、
水は一切使われていませんでした。
映画「ナイトブレーカー」(1989年アメリカ)で、
アメリカ軍が核戦争にそなえて、実際に核爆発した場所で
演習をしていたことを28年前に知りました。
1991年8月15日放映。☟
授業で何度も見せてきた映画です。
今回、「NHKスペシャル 核実験 戦慄の記録」を見て、
旧ソビエト連邦でも同じことが行われていたことを知りました。☟
セミパラチンスクでの核実験は1989年まで40年間で、
456回行われました。
1991年、ちょうど核実験を始めた8月29日正式に閉鎖。
これを記念して、8月29日は国際連合の
「核実験に反対する国際デー 」となっています。参照:Wikipedia
人間を愚かにしてしまう核兵器がなくなってほしいです。
新聞記事をスタートに古い映像を見て勉強ができました。
この本は、関連して参考になりそうです。
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