山梨県/大善寺の薬師如来はぶどうを持っています
今日は令和元年10月18日。
前投稿に引き続き、9月4日放映の
「美しい日本に出会う旅 花とぶどうの国山梨へ」より。
今回は勝沼町の話。
この写真の「山梨県勝沼町」というタイトルはしっくりいきますが、
実は「山梨県」と「勝沼町」の間には、市名が入ります。
「甲州市」です。
調べると、勝沼町は、2005年(平成17年)11月1日に
塩山市・大和村と合併して甲州市となっています。参照:Wikipedia
甲州市の中の勝沼町なのです。
このタイトルは誤解を招くと思います。
でも「勝沼」はブランド名なので、
埋もれさせてしまうわけにはいかない地名でしょうね。
勝沼と言えば、ぶどう。
山梨のぶどうづくりは、勝沼のお寺から始まったそうです。
そこで訪れたのが、大善寺。
養老2年(718年)に行基によって創建されたとされる寺院。
行基と言えば、奈良時代の僧で、東大寺建立にも大きくかかわった人です。
※Wikipedia 行基によると、史料に残っている行基開基とされる寺院は
近畿地方にのみ存在します。
そして青森県から宮崎県まで約600寺の行基が開基したとの伝承の寺院が
あるそうです。大善寺もその一つのようです。
立派な本堂は国宝。☟
本尊は薬師如来。
普通、薬師如来は、手に万能薬の薬壺を持っています。
しかし、大善寺の薬師如来はぶどうを持っています。
今から1300年前、行基が仏像を刻み、病を治す薬として、
ぶどうを勝沼に広めたそうです。
それで大善寺の別名はぶどう寺。
本尊の薬師如来は5年に1度ご開帳の秘仏とのこと。
今年はどうなんだろう?
調べました。
※祇是未在 大善寺(山梨県甲州市)―ぶどうを持った平安時代の薬師如来と日光・月光菩薩
☝ このサイトを見ると2013年10月に
薬師如来を見ています。
と言うことは、2018年、2023年ご開帳となります。
次は2013年。
見たいですね。
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