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2019年8月 4日 (日)

心療内科に通っていることを公にしたくなかった敏腕検事

今日は令和8月4日。

  

私は今、毎週心療内科に通っています。

どかか周囲を気にしながら、病院の入口に入る気持ちがあります。

  

2016年11月30日放映の

ドラマ「相棒 seazon15 第18話」の中で、

そんな心療内科のことが扱われていました。

  

有罪率100%を誇る「100%の女」倉田映子検事(鶴田真由)。

杉下右京(水谷豊)、冠城亘(反町隆史)3人の会話の聞き書き。

倉田検事は、目撃証人に嘘の証言をさせていました。

その真相に迫るラストシーンです。

    

  

Photo

杉下:同期の出世頭としてあなた(倉田)は戦々恐々状況に

  置かれているようですね。

  周囲は鵜の目鷹の目であなたが失脚することを狙っている。

  そんな中であなたは少しの弱みを見せることなく、

  今日まで過ごしてきました。

  実はあなたが風呂敷ではなくバッグを使い続けていることが

  気になっていましてねえ。

  12年前にあなたを襲った出来事が、

  それに関係しているのではありませんか?

冠城:12年前。君(倉田)は、自ら有罪にした男に襲われた。

  その時、君を襲った凶器は、君が首に巻いていたスカーフだった。

  12年前の事件がきっかけで、同じ形状をした風呂敷を

  使えなくなったんじゃないですか。

杉下:だとすれば、あなたの心には深い傷があることになります。

倉田:やめて。

杉下:目撃者が男子生徒と2人で過ごしていたカラオケボックスが

  あります。そして同じビルには

  心理カウンセリングルームもありますねえ。

Photo_2

  あなたはそこに通っているのではありませんか?

  そしてあの夜も、2人がカラオケボックスにいた時間と

  ほぼ同じ時刻にあなたもそこ(心理内科)にいました。

  この偶然から、もし弁護士が目撃者の行動を調べれば、

  あなた自身の事も知られ、それが何らかの形で

  公になるのではないかと恐れた。

  カウンセリングのことが検察庁内で知られたとしたら、

  それはあなたを失脚させる格好の材料になりますからね。

  ですからあなたは(目撃者の)証言を修正せざるを得なかった。

  こう考えれば、今回の件は全て納得がいくのですがね。

  すみません。つらい事を、お聞かせしてしまったようで・・・・

倉田:馬鹿馬鹿しいと思うでしょうね。

  実際、(目撃)証人が、それまでどこで何をしていたかなんて、

  弁護側が裏を取るかどうかなんてわからない。

  ましてやカウンセリングルームから出てくる私が

  発見される確率なんて、限りなく0に近い。

  でも100パーセント保証されない限り

  安心できなかったんです。

  カウンセリングは、私にとって心のバランスを保つためのもの。

  決して後ろめたいものではない。

  でもそう思わない人もいる。

杉下:それこそ100パーセント、馬鹿げた偏見ですがねえ。

倉田:だからと言って、今回の事件を不起訴にするなんて、

  私にはできなかった。

杉下:だとすれば、あなたは偏見を恐れるべきではなかった。

  正々堂々と証人を説得し、裁判を戦うべきだったのでは

  ありませんか?

Photo_3

倉田:そうね、きっと杉下さんのおっしゃる通りだったんです。

  でも、私はそこまで強くなかった。

  明日にでも、辞表を書きます。

杉下:そうですか、とても残念です。   

  

 

ドラマが放映された2016年には、

心療内科に通っている人への偏見があったことを示す内容です。

名倉潤さんが、うつ病であることを公表して

2か月の休養期間に入りました。

翌日の昼のワイドショーではうつ病が説明されていました。

堂々と?心療内科に行ける世の中になってほしいなと思います。

   

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