「佐々木」の「々」を使っているのは日本だけ/湯湯婆
今日は11月8日。
昨日、「海ゆかば」の作曲者であり、
勤務校の校歌の作曲者でもある信時潔さんのことを
書きました。
昨日は証拠写真を撮ってきました。
体育館に壁面に掲げてある校歌の歌詞が書かれた掲示物を
撮影してきました。
ここでまた興味深いことを知りました。
作詞家の佐々木信綱さんについて調べていたら、
Wikipediaに次のように書いてありました。
苗字は本来「佐々木」と記したが、信綱が訪中の折、
中国には「々」の字が存在しないことを知ったため、
それ以後は「佐佐木」と改めた。
なるほど、なるほど。
「々」は日本独自のものなのですね。
でも中国にも、同じ漢字が続く時に、
2文字を省略する記号がありました。
Wikioediaに、次のように書いてありました。
早くも殷の時代から、同じ字が続くときに一字だけ書き、
繰り返しを表す記号を付け足すことが行われていた。
これを重文号という。
殷の金文※では、小さい「=」を用いて
「子子孫孫」を「子=孫=」と書いた。
※青銅器の表面に鋳込まれた、あるいは刻まれた文字
ないわけではないのです。
でも、今は日本だけのようです。
上記サイトから再び引用します。
漢字文化圏ではその後も重文号が使われ続けたが、
現在公式に用いているのは日本語だけである。
やっぱり日本だけなのです。省略するのは。
他の国もやればいいのにと思います。
「湯たんぽ」を全て漢字で書くと「湯湯婆」だそうです。
「湯」が続くのですが、最初の「湯」が「ゆ」と読み、
次の「湯」が「たん」と読み、読み方が違います。
その場合は、「湯々婆」とは書かないそうです。
「湯たんぽ」の語源については、次のサイトが勉強になります。
今朝もささやかに「佐々木」から道草しました。
コメント