昭和30年代には道路にたくさんゴミがあった?
今日は11月23日。
気になっていたことを、少し調べました。
以前、何かテレビ番組を見ていて、
日本は1964年(昭和39年)の東京オリンピック前は、
道路にゴミがたくさん落ちている国だったと
誰かが言っていました。
どの番組で、誰の発言だったか?
なかなか思い出せず。
でも気になっていました。
今の日本は、家庭で出たゴミは、
ゴミ袋に入れて、
ゴミの日に指定された場所に出しています。
それが当たり前になっています。
でも、それは昔からの日本の姿ではなかったのです。
私は昭和36年生まれですが、幼いために
昭和30年代の記憶はほとんどありません。
生存していたけど、知らない昭和30年代が気になりました。
インターネットを使って、
道路にゴミがたくさん落ちている国発言について調べました。
見つけました。
※池上さんに聞いてみました 池上彰氏「日本人のマナーが良くなったのは1964年の東京五輪がきっかけだった」
う~ん、内容は一致しますが、
私が聞いたのは、池上彰さんの発言ではありませんでした。
でも内容は一致しているので、一部引用します。
いつ頃から日本人のマナーは良くなったと思いますか?
という質問に対して、池上彰さんが答えているサイトです。
池上さんは次のように答えていました。
きっかけは1964年の東京オリンピックでした。
当時、東京都は外国からのお客さんに見られても
恥ずかしくないようにと一大キャンペーンを張りました。
東京都内の各家庭に配布されたパンフレットには、
ゴミはゴミ箱に捨てること、痰を吐いたり、
立小便をしたりしないように呼び掛ける
注意事項が列記されていました。
当時、私は東京都内に住む中学生。
自治会総出で街の清掃作業をしたものです。
街頭にはゴミ箱が設置されました。
それまで道路に捨てていたゴミを、
きちんとゴミ箱に捨てる習慣がついたのは、その頃からです。
さらにこのサイトでも、池上さんの発言が紹介されています。
日本はいま街にゴミを捨てる人もいないけれど、
1964年の東京オリンピックの前に
一大キャンペーンが行われるまでは本当にゴミだらけで、
青山通りから渋谷は、風が吹くとゴミが舞っていた。
昔から日本は清潔好きで、行列はちゃんとつくる
優等民族だという発想がこわいですね。
民族の問題じゃない。発展段階や政治体制の問題なのに。
今の日本では、道路にゴミを捨てることは、
皆無ではありませんが、あまりありません。
しかし、昭和30年代は道に捨てるのが
当然のようだったようです。
違うなあ。こんなに違うんだ。
昭和30年代、恐るべし。
「民族の問題じゃない」というのに共感。
上記の「池上さんに聞いてみました」では
次のような発言もしています。
日本人は昔からマナーが良かった、
というのは過去を知らない思い込みに過ぎません。
ご質問者の指摘通り、海外での日本人のマナーも、
1970年代までは最低でした。
パリの高級ホテルのロビーをステテコ姿で歩いたり、
ブランドショップで爆買いしたりして、
ついでに顰蹙まで買っていました。
海外で恥ずかしいことをして、
評判が悪いというニュースを日本国内で見聞きするようになって、
ようやくマナーの向上が始まりました。
同じことを韓国の人たちは1990年代に、
そしていま中国の人たちがしています。
やはり錯覚しているところはあるよなあ。
今の日本人が、昔からの日本人だと思ってしまいます。
職員会議の時に職員室がタバコの煙でもうもうとしていたのは、
つい30年ほど前のことです。
私は体験してきたので、そのことを知っています。
目にも浮かびます。
でも30年前を知らない若者は、
今の状況から、そんなこと想像できないことでしょう。
私が、ゴミだらけの道路が想像できないように。
こんな映像がありました。
YouTube: 昭和31年05月16日 皆さんのあと始末 0067
道路にあったゴミ箱が映っています。
このゴミ箱、見たことがある・・・うっすらと思い出します。
右に映っているのは、ゴミ収集車。
ゴミ箱に入っているゴミを集めています。
ゴミ袋に入れて、指定された場所に出すようになったのは、
いつからなのだろう?
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