教材研究をしていて、映画「チューリップ・フィーバー」に出合う
今日は11月17日。
映画「聲の形」について前投稿で書きました。
印象に残った映画でした。
中古で全7巻のマンガ本も買ってしまいました。
最近、社会科の授業の教材研究をしていて、
ある映画と出合いました。
この映画も良さそう。
オランダのチューリップ栽培について調べていて、
映画に出合いました。
「チューリップ・フィーバー」です。
YouTube: 『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』2分でわかるチューリップ・バブル
この映像の聞き書きをし、写真を載せます。
語り:あなたが生まれる前、
アムステルダムは花の虜になった。
チューリップに。
遙か東の国から来た
とても珍しく美しい花で、
人々は我を忘れて
手に入れようとした。
金持ちや貧乏人が大枚はたいて投機に熱中し
球根の根は上がり続けた。
さらにこの動画の写真も1枚。
YouTube: 『チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛』予告編
チューリップの球根ひとつが邸宅一軒分!
「チューリップバブル」は聞いたことがあります。
次のサイトを読んで復習をしました。少し引用します。
オランダ黄金時代のネーデルランド連邦共和国において、
当時オスマントルコ帝国からもたらされたばかりであった
チューリップ球根の価格が異常に高騰し、
突然に下降した期間を指す。
チューリップ・バブルのピーク時であった1637年3月には、
1個当たり、熟練した職人の年収の10倍以上の
価格で販売されるチューリップ球根も複数存在した。
(中略)チューリップ・バブルは、
記録に残された最初の投機バブル(またはバブル経済)であると
一般に考えられている。
「チューリップ・バブル」という語は、今日では、
資産価値がその内在価値を逸脱するような
大規模なバブル経済を指してしばしば比喩的に用いられる。
ぺぺラといっしょ チューリップバブル:最古の金融バブルの凄さをわかりやすく解説
チューリップは栽培は、短期間で育てるのは難しい花であることに加え、
実はチューリップには普通の花には見られない独特の性質があるんだぺぺ。
それは赤や黄色の普通のチューリップが、
翌年に突然白と赤が複雑に混ざり合った模様(もよう)になったり、
炎状や羽状の模様になったりすることだったぺぺ!
これはアブラムシが球根(きゅうこん)に運ぶ
ウイルスが原因で起こることで、
こういった模様の突然変異(とつぜんへんい)は
「ブレイク」と呼ばれる現象なんだぺぺ。
この現象がアブラムシが運ぶウイルスだということがわかったのは
電子顕微鏡ができた19世紀。
17世紀当時では、どのチューリップ栽培家でも、
どうしてもこの模様の特別変異の原因を見つけることができず、
チューリップが自らの意思で模様を変えているとさえ言われていたぺぺ!
さらにこの動画の説明も良かった。
YouTube: What causes economic bubbles? - Prateek Singh
歴史の勉強にもなりそうな映画であるし、
さらには、「フェルメールの世界から生まれた物語」と
いうのが魅力的です。
フェルメールの出身地がネーデルランド共和国(オランダ)であり、
生存年が1632~1675年。
チューリップバブルの頃には生存していました。
フェルメールが見たであろう風景を織り込んだ映画なのでしょう。
予告編でも、フェルメールブルーの着物が登場しています。
「10月6日上映」とあり、何年の映画かなと思ったら、
何と今年ではありませんか。ビックリです。
ただ、一番近くの映画館の上映は終了していました。
またレンタルがスタートしたら、借りて見たいです。
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