人類の進化は単純な一本道ではなかった
今日は6月25日。
なかなか忙しい日々ですが、道草がやっぱりしたい。
「NHKスペシャル 人類誕生
第1集 こうしてヒトはうまれた」(4月18日放映)より。
聞き書きします。案内役の高橋一生さんの語りです。
高橋一生:我々に至るま人類はどうやって進化してきたのか。
皆さんがイメージしているのは、こんな感じでしょうか。
猿から少しずつ進化していって、
だんだんと人間に近づいて僕らが生まれた。
実はそんな単純な一本道ではなかったということが、
最新の研究からわかってきました。
僕たちホモサピエンス以外のたくさんの種類の人類がいたんです。
新しい発見が相次ぎ、現在わかっているだけでも、
およそ20種。最新の学説ではこれらの人類、
こんなふうにつながっています。
ずいぶんと枝分かれしてますよね。
多くの時代で、複数の人類が同時に生きていたと考えられています。
で、僕たちホモサピエンスにつながるのは、
こんな道のり。(緑色の道のり)
で、これ以外の人類はというと、みんな子孫を残すことなく、
絶滅したと考えられています。
僕たちホモサピエンスは、たくさんの幸運と偶然の中で、
辛くも生き残った。
私の人類の進化は、まさに一本道のイメージでした。
この番組で、枝分かれしていく様子を見て驚きました。
枝の先で、絶縁してしまった例もあるそうです。
一本道の進化と言えば、吉本新喜劇(TBS)です。
「一本道の進化」をネタにしているのは
森田えりこさん。
昨日昼の放送でちょうどやっていました。
縦横無尽にゴリラを演じた後に、
共演者から次のセリフ。
「もうまりこ、いいから、元に戻りなさい」
このセリフに促されて、人類の進化が始まります。
お見事です。
でも、人類の進化は、この芸のように
一本道ではなかったのです。
授業で使いましたよ。
「NHKスペシャル 人類誕生 第1集/第2集」
歴史学習のオープニングに最適でした。
※参考:ここでも道草 NHKスペシャル「人類誕生」をどう授業で生かすか?(2018年6月14日投稿)
以上、道草したぞ。
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