教育ICTセミナー2018(春)3/ICT環境整備の進捗度
今日は4月8日。
3月28日に行われた「教育ICTセミナー2018(春)」の報告です。
「新学習指導要領下におけるプログラミング教育に向けた取組」
文部科学省生涯学習政策局情報教育課 情報教育振興課
情報教育推進係長 相川修二 ・・・・その2
必要なことを書き留めます。
〇未来の学びコンソーシアム
・文部科学省・総務省・経済産業省が連携して、
教育・IT関連企業・ベンチャーなど共に、
「未来の学びコンソーシアム」を立ち上げ(平成29年3月9日設立)、
多様かつ現場のニーズに応じたデジタル教材の開発の促進や
学校における指導に向けたサポート体制構築の推進。
・当面、小学校プログラミング教育の充実・普及促進の実現に
貢献すべく取組を推進。
※「コンソーシアム」とは?・・・・協会、組合、連合のこと。
〇小学校プログラミング教育の円滑な実施に向けた工程
・平成30年度
文部科学省 指導事例(グッドプラクティス)の創出
指導手引書の作成
各地域のリーダーとなる教員に対する研修
校内研修教材の作成
総務省 地域におけるIoTの学び推進事業において、
IoTを地域で継続的・発展的に学べる学習機会の手法を確立
未来の学びコンソーシアムにょる支援
学校現場での実践を踏まえた教材改善の促進
(活用した学校の意見等を企業・団体で共有し、教材改善に生かす)
人的支援体制の仕組みの運用
(人的支援を必要とする学校現場への外部人材の派遣等)
・平成31年度
教育委員会・学校における本格的な準備(教員研修・使用教材の調達等)
・平成32年度
小学校プログラミング教育全面実施
※もうすぐだよ。
〇学校のICT環境整備の加速化に向けた取組・課題
・第2期教育振興基本計画(平成25年6月14日閣議決定)で目標とされている水準
教育用PC1台当たりの児童生徒数3・6人
①コンピュータ教室40台
②各普通教室1台、特別教室6台
③設置場所を限定しない可動式コンピュータ40台
電子黒板・実物投影機の整備(1学級当たり1台)
超高速インターネット接続率及び無線LAN整備率100%
校務コンピュータ 教員1人1台
ICT支援員 配置
・課題・・・整備状況の地域差が顕著
文部科学省 平成28年度学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果
※県別の比較が示された↓
※セミナーではこのグラフのみ提示されたが、他のグラフも転載する↓
※さらに、市町村別のグラフを転載する。地元愛知県のものです。
〇第2期教育振興基本計画の変更点(案)
・学習者用コンピュータ
現行の「3.6人/台から3クラスに1クラス分程度に変更
【授業展開に応じて必要な時に「1人1台環境」を可能とする環境の実現】
(1日1授業分程度を当面の目安とする)
・電子黒板
「大型提示装置」に名称変更
①提示機能、②インタラクティブ機能のうち、「大きく映す」という①の提示機能を
必須とした上で、実際の学習活動を想定し、配備を進めることが適当。
※「インタラクティブ」とは?
コトバンクから引用。
利用者とソフトのやり取りに応じて、
処理内容や表示が切り替わっていくことを指します。
本来の意味は「相互に作用する」ですが、
「対話形式」と訳されることが多いようです。
テレビのように一方的に情報を受け取るのではなく、
ゲームのように操作によってその場その場で
内容が変化していくのがインタラクティブです。
※インタラクティブ機能がない大型提示装置なら、
準備が可能ということでしょう。
でも欲しいなあ、インタラクティブ機能。
※最後に資料の写真を掲載します。
※5か年計画になってしまった。
私が定年を迎えて最後の年になるのが2021年度。
う~ん、整備完了とはならないのか。残念。
以上で、文部科学省の相川修二さんのお話のまとめは終了。
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