「あんずの木の下で」/著者は小手鞠るいさん
今日は2月25日。
本を読みました。
「あんずの木の下で~体の不自由な子どもたちの太平洋戦争」
(小手鞠るい著/原書房)です。
内容はあの光明学校のことでした。
2014年8月に放映された「ETV特集 ”戦闘配置されず”~
肢体不自由児たちの学童疎開~」の内容に驚いて、
8回にわたって投稿した光明学校のことでした。これが1本目↓
※ここでも道草「肢体不自由児たちの学童疎開」引用/職員室の片隅での発見(2014年8月27日投稿)
小手鞠(こでまり)るいさんという作家に興味をもちました。
現在アメリカ在住。1995年からなので長い。
なのに、日本の歴史に関することを書いた人。
どっぷり日本に漬かっていないと書けない内容だと
勝手に思うのです。
今はインターネットで簡単に情報が行きかうので、
地理的に離れていても、
アメリカのウッドストックという
小さな村の深い森の中に住んでいても、
このような優れた本が書けてしまうのですね。
Wikipediaで調べました。
1956年生まれ。
小説家、詩人、エッセイスト。
大人向けの作品を多く書く中、児童書もたくさん書いておられました。
作家への出発点は、やなせたかしさんが編集長をつとめる
雑誌『詩とメルヘン』に、
詩作品『空はなにいろ』を初投稿し初入選したことでした。
今回読んだ本に漂う”やさしさ”、戦争を憎む”怒り”は
やなせさんの影響を感じます。
やなせさんとのことを書いた本が出ているようです。
関連して読みたくなりました。
小手鞠るいさんのツイッターを覗きました。
この文章が印象に残りました。
昨晩はこたつでこの本の重さを感じながら、
読み切りました。
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