季語なんだ!「初日記」/来年までどこが優勝したか覚えていられるか?
今日は1月4日。
正月番組を何気なく見ていたら収穫あり。
1月2日の午前中に放映されていた
「プレパト!!才能ランキング」です。
「俳句」をやっていました。
1年前の1月5日の再放送でした。
この日のお題は「新春の富士山」
フルーツポンチ村上さんの俳句が、
師匠の夏井先生から絶賛されました。
その作品がこれ↓
初日記 とめはねに差す ひかりかな
富士山をみて新年のおめでたさを感じ、
日記をはじめて書き出すときは、
字とかきれいに書こうって思いがある。
いいことを書こうという希望に満ち溢れてる感じを
とめはねに光が差してくる
と表現してます。
引用:気ままにトレンドダイアリー プレバト俳句夏井先生vs全員特待生で、フルポン村上が奇跡の2ランク昇格した俳句!
私が注目したのは、「初日記」が季語であるということ。
季語なんですね。
日記大好きの私としては、ほっておけない。
じゃあ、「初日記」を入れてどんな作品があるのか。
調べました。
ここから↓引用します。
初日記はや誤字ありて正しけり 野原春醪
厨子の扉をひらくがごとく初日記 伊藤トキノ
白く厚く未知かぎりなし初日記 能村登四郎
書き始めのこの気持ち、わかるなあ。
快晴の二字に始まる初日記 長崎小夜子
冒頭に快晴と書き初日記 嶋崎専城
「快晴」で始まるのは気分いいだろうなあ。
新たな気持ちで始まる様子が伝わってきます。
闘病の体温記す初日記 相川紫芥子
「快晴」と書けない人もいるんだよな。
でもこの俳句からは「意欲」を感じます。
駅伝のことよりつける初日記 丸きむ子
「ニューイヤー駅伝」「箱根駅伝」のことでしょう。
「箱根駅伝」は青山学院大学が優勝。4連覇。
しっかり見てしまう箱根駅伝。
しかし、1年経つと、昨年はどこが優勝したっけと忘れている。
さすがに「4連覇」は忘れないか?
私は4月に新しい日記帳にしています。
新年の季語というより、春の季語です。
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