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2017年12月20日 (水)

「脳に悪い7つの習慣」より/いかにいい本をくり返し読むか

 

今日は12月20日。

  

前投稿に引き続いて、

本「脳に悪い7つの習慣」(林成之著/幻冬舎新書)

から引用します。

  

 

本を1回読むだけでは学んだことは活かせない

本をたくさん読んでいることが自慢だという「ものしり」の人は、

ちょっと注意が必要です。

次々と新しい本を読めば、知識は増えていくでしょう。

しかし、「知っていることが多い」のと

「思考力が発揮できる」ことは、まったく別のものです。

楽しみのための読書は別として、みなさんが本を読むのは、

そこに書かれていることを活用したいと思ってのことのはずです。

思考はくり返すことで深まり、

独創的な考えを生み出すのですから、

本は「いかにたくさん読むか」ではなく、

「いかにいい本をくり返し読むか」に重点を置くべきなのです。

  

また、本を読むときは、いつでも素直に内容と向き合う

スタンスをもつことが大切です。

「これは知っている」「だいたいわかっている」などと

思いながら読んでいると、脳が”否定語”に反応して、

思考力や記憶力を損ないます。

結局、書かれていることが身につかないということに

なってしまうのです。

(110~111p)

  

 

本を読んで忘れちゃって、何の役にも立っていない。

そんなふうに思ったことが何度もあります。

本に書いてあることを役立てるためには、

「いかにいい本をくり返し読むか」がキーワードなのですね。

若い頃はいろいろ知らないから、「知る」ためには

多くの本を読むことが必要だと思いますが、

いつでも、いつまでもそうではなく、

いい本をくり返して読む必要があります。

幸い私にはこのブログがあります。

本を読んで、いいなと思った文章は、ここに書き写してきました。

今回のように。

  

それを読み返すのは有効だと思います。

時間をかけて書き留めてきたことです。

このブログを活かしたい。

活かす方法を教えてくれた本だと思う。

  

 

もう少し引用します。

   

本の内容が「身についた」というのは、

どんな状態を指すのでしょう。

たとえば本書を例にとると、みなさんは

「『気合だ!』と言っても意味がない」

「ここぞというときにリラックスしようとするのは間違い」

といった「結論」はすぐに理解できると思います。

しかし、脳のしくみなどの背景をふまえて、

他人が納得するように説明できるまでになろうと思えば、

一度読むだけでは足りないのではないでしょうか。

 

この「知らない人にも論理的に説明できる」状態になって、

初めて本の内容が「身についた」と言えます。

というのも、自分できちんと説明できないことに対して、

脳は迷ってしまうものだからです。

結論だけを追って本を読んでも、

脳はそれを活かすことができないのです。

 

読書は、量よりも質です。

いい内容だと思ったらくり返し読み、

結論だけでなく背景までふまえて

「迷わず論理的に説明できる」レベルまで

理解を深めましょう。

自分の頭を使ってくり返し思考することによって、

内容が本当に身につけば、

それを応用することもできるようになるのです。

(111~112p)

  

 

前投稿にも書きましたが、

このブログに考えをまとめて発表する機会が私にはあります。

2週に1回のサークルです。

いかに自分の考えを伝えるのかの練習場所になっています。

そういう場所なのだといままで以上に意識したいですね。

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