ブラタモリから生まれた落語・歌舞伎
今日は8月19日。
ほぼ毎週買っているのは「ザテレビジョン」(KADOKAWA)ですが、
時たま「週刊TVガイド」(東京ニュース通信社)を買っています。
「ザテレビジョン」が1992年9月創刊に比べて、
「週刊TVガイド」は1962年8月創刊。
こちらの方が古株ですが、私はなぜか「ザテレビジョン」派でしたね。
「週刊TVガイド 2017 8.5→8.11」号は
創刊55周年超特大号として少々厚めでした。
この特大号の中で、テレビに縁のあるタレントさんのインタビューが
何人か載っていました。
タモリさんの文章が印象に残りました。
テレビ業界も厳しい時代に入っていると言われているが、
それでもテレビにはまだできることがあると思っている。
タモリ「私の場合、自分で発想して何かやるよりも、
始まった番組に乗っかって好きなことをやる方がうまくいく。
『ブラタモリ』も最初は町と歴史を重ねて歩こうというのが主旨だったけど、
私が地形や地質を気にして脱線しているうちに、それも主題になった。
番組で吉原を歩いていて、すごく面白かったから吉原関連の文献を読んだり、
遊郭の研究家の講義を聞いたりしてるうちに、気になる史実があって。
これは落語と講談の中間くらいで・・・・(笑福亭)鶴瓶だったら
面白さが分かってくれるかなと思って、『いいとも!』の楽屋で薦めた。
そしたら二つ返事で『やるわ!』と言って2年くらいで本当に落語になった。
それを見た中村勘九郎、七之助が歌舞伎にしたいと言って、
今度は1年で歌舞伎になった。
面白くて2回観に行きましたけど、載っかってやっていくうちに、
どこで何がふくらむのか、予想もできない。
こういう面白さはこれからも続いたらいいと思いますね」
タモリさんは、テレビの仕事がきっかけに載っかって、
ふくらんでいった体験です。
これをテレビ番組をきっかけに、それに載っかり、ふくらませばいいのです。
テレビ番組にはそんな力があると思います。
自分はこれからもテレビ番組に載っかり、ふくらませていく。
予想外のことが起こればラッキー。
たくさん載っかれば、何か起こるでしょう。
ちなみに、タモリさんの原作落語とは?
すぐに分かりました。
「山名屋浦里」でした。
落語の内容、歌舞伎になったことなどは、
このサイトが参考になりました。
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