「たらふく」の語源は?
今日は7月16日。
「脳にウケるおもしろ雑学」(坪内忠太著/新講社)より。
なぜ、腹いっぱい食べることを「たらふく」というのか?
たらは魚のタラだ。
この魚は、いつもは100メートル以上の深い海にいるのであまり餌がない。
そこで餌の魚、エビ、カニ、貝などを見つけるととにかく食べる。
食べられるものなら何でもお腹におさめてしまう。
時には、自分の半分くらいの魚も丸呑みしてしまう。 (149p)
なるほどと思って読みました。
そしたら、同じ内容でテレビ番組がありました。
7月4日に放映された「この差って何ですか?」です。
この日の放映では、さかなクンが登場。
魚が語源になった言葉を紹介してくれました。
「語源」を「ギョ源」とさかなクンらしく表現したら、
司会者から突っこまれていました。
クイズ形式で紹介してくれました。
全5問。そのトップが「たらふく」でした。
もう答はわかりますよね。
「たらふく」が正解。
ちなみに「たらふく」の意味はこれ↓
「たら」はこんな魚↓
口の大きさは、人のげんこつが入るほどの大きさです。
とにかくよく食べお腹がふくれます。
その様子から生まれたのが「鱈腹(たらふく)」
この付近にあるように、「諸説あり」です。
本で「たらふく」に出会い、その直後にテレビ何組でも出会ったので
印象に残りました。
他の4問で紹介された魚を語源にしている言葉。
次のサイトから引用します。
(2)【イカサマ】(意味)インチキをすること
昔の紙が茶色であった時代に、借用書などに時間が経つと茶色に変わる
「イカの墨」の特性をつかったインチキを指すといわれている。
(3)【引っ張りだこ】(意味)みんなに求められること
干したタコの姿が、みんなに引っ張られているようにみえることから生まれた言葉。
(4)【ゴリ押し】(意味)強引に押し進めること
強引に魚を獲る「ゴリ漁」から生まれた言葉。
「ゴリ押し」は以前ブログで書きました。
※ここでも道草 「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ/ゴリ押し」を見た(2013年5月11日投稿)
(5)【とどのつまり】(意味)結局のところ
出世魚で「ボラ」がさらに大きくなったのを「トド」といい、
それ以上大きくならないことから生まれた言葉。
以上です。
勉強になりました。
授業ネタになるかな?
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