2017年4月23日竜頭山登山報告その3
今日は4月24日。
前投稿に引き続き昨日の竜頭山登山報告。
下山は午前11時10分頃でした。
今度は一般登山道を下ります。
上の写真の案内板を14年前に撮影していました↓
↑この案内板を見ると、年月が経ったことを感じます。
これまた偶然同じ場所を撮影していました。
↑昨日
↓14年前
面白いものを見ました。
遠くから見たときには、黒いホースが黒い幹と同化してしまい、
幹から水がどくどく流れ出ていると思いました。
近づいて、ホースが設置されて水が出ていることを知りました。
↑このようなものを見たのは初めて。
楽しくなっちゃいました。
↑気になった植物。見たことはあります。
名前を知りたい。調べたら、名前を載せます。
先頭を歩いていたSさんが大きな蛇を見つけました。
↓1枚目に写っているのが見えますか?
Sさんはしばらくしてもう1匹、穴から出てきた蛇を見ています。
黄色の小さい蛇だったそうで、
Sさんを見たら、穴に再び入っていったそうです。
2度あることは3度ある。
3匹目は自分が発見しました。
先頭を歩いていたKさんが通り過ぎた場所に、
とぐろを巻く蛇を発見。
こちらを向いて尾を細かく振って、
口からは舌を出して、それまた振っていました。
まさにマムシ!
先頭のKさんがマムシの後ろから木の棒で殴打。
弱ったところを、崖下にほってくれました。
マムシは2人目が襲われる可能性が高まるそうで、
1人目の通過で驚いたマムシが、
2人目に臨戦態勢に臨むのでしょう。
この臨戦態勢を撮影したかったのですが、
少し後ろの気配を察して、
後ろにむきかけたマムシのマムシの撮影をしました↓
登山道の真ん中にいました。
杉の葉の中にいて、わかりにくかったです。
気がついてよかったです。
こんなサイトがありました↓
まさに2人目でした。危ない危ない。
マムシに噛まれた時の処置方法をこの機会に勉強↓
毒蛇にかまれたら
a.マムシの場合
1.噛まれた局部に焼き火ばしを当てられたような激痛がある。
2.局部が腫れ上がりだんだんとひろがる。
3.毒は毛細血管壁を侵すので局部に内出血が起こり、
そのために局部が打撲傷を負った時のように紫色を帯びてくる。
4.白血球、赤血球が毒により破壊され筋肉組織に
十分な酸素が与えられないので
局部的にネフローゼ(筋肉組織が死ぬ事)がおこる。
また、血液の殺菌能力も落ちるので二次的化膿の危険も
非常に大きくなる。
5.頭痛を起こす事があり、一時的に視覚障害をおこすこともある。
6.ときどき内臓が出血して尿あるいは大便と一緒に血液が出る。
7.唇、歯茎、爪の下、局部に出血することがある。
以上のような症状が起きますがマムシは小型種のヘビであり
注入される毒量も少ないのでハブ毒より毒性は高いものの
死に至ることは稀です。
有効な治療法は抗マムシ治療血清の注射ですが、
このときに致命的ショックを起こす危険もあり
専門的治療を必要とします。
日本では毎年数千人が噛まれその内の
10~20人程度が死亡していると推定されています。
(中略)
応急手当
1.患者を休ませる。
2.患者を安心させる。(数時間経っても血清は有効です)
3.噛まれた傷口を動かさないようにする。
4.全身症状に気をつける(ショック症状や呼吸困難などの症状)
5.できるだけ早く患者を医療機関に運ぶ。
このような事を守り、実践すればヘビ毒で命を落とす事は
ほとんどありません。下に具体的な応急処置方法を紹介します。
**応急処置法について**
1.傷口の上部(5~6cm)をタオルなどで
あまり強くない程度で縛る。
止血・緊縛は体の中心部に毒の侵入拡散を防ぎ
遅らせる事ができる。しかし、あまり強い止血は
かえって悪い結果を招く事もあるので少なくとも
10分おきに1分程度ゆるめる必要はある。
2.すみやかに傷口から毒を吸い出す。
吸引器があればそれを使うのが一番であるが、
口で直接吸出し、出血する血液と共に毒液を吸い取り
吐き捨てることを何回も繰り返す。
仮に失敗し飲み込んでしまっても胃の中の
強い酸性の胃液によって毒蛋白を凝固分解するので心配はない。
ただし、口内炎など口の中に傷がある場合は避けた方がよい。
速やかに吸引処置を行えば後々の治療効果が大きい。
手足など自分で処置できる部位は自分で処置するのが良い。
また、2~5%のタンニン酸で洗浄すると
ヘビ毒を不活性化する効果がある。
口で毒を吸い取った後は水か渋茶などで口をすすぐのが良い。
3.血が出なくなったら塩水で熱い湿布をする。
そしてさめたら、また吸い出す。
4.毒や血液を吸い出した後は他の菌による混合感染を防ぐため
消毒剤による処置は 必ず行う。
5.氷などで患部を冷やさない。患者は酒を飲まない。
6.患者は可能な限り安静に保つ事。救急車の応援を求める事。
7.水分を摂取する。血液中の毒素濃度を薄め、
毒素排出にもつながることとして水分を多くとらせ
利尿促進を計る。
8.タンニン酸溶液の活用をする。蛋白凝固剤のタンニン酸と
ヘビ毒(出血毒)が直接触れあうとヘビ毒は中和分解される。
タンニン酸は薬局にも売っているが含有する物として
渋茶や渋柿がある。いずれにしても医師に処置報告をし
一刻も早く医師の診断・治療を受ける事が一番大切である。
以上。山にはマムシがいることが実感。
これからは必ずスパッツを装着することを心に決めました。
今回の登山の一番の思い出は、
水量の多い川の上を渡ったことだと思っていましたが、
マムシに出会って、ダントツ一番の思い出となりました。
登山口に戻ってきたのが午後1時30分。
下山スタートが午前11時10分だったので、2時間20分でした。
山は新緑の季節でした。
左の山の向こうに、竜頭山は隠れています。
3月20日に大川入山登山以来の登山。
4月に入って自転車通勤は1日のみ。
運動不足の身にはきつかったようで、昨晩は潰れました。
忙しくても、こうやって毎月最低1回の登山を続けていきたいです。
次の投稿で高根城址に行ったことを書きます。
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