本「GRIT やり抜く力」引用/2つの努力・最上位の目標
今日は12月11日。
地震を心配していた12月10日は、地震がなくてホッとしました。
しかし、まだ予言された期間なので、心配は続きます。
前投稿に引き続いて、本「GRIT やり抜く力」
(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)から引用。
「才能」から「達成」に至るまでの過程を説明する、
ふたつの単純な方程式(下の図)が(論文に)示されている。
いっぽう「達成」は、習得したスキルを活用することによって
表れる成果のことだ。(中略)
「才能」すなわち、「スキルが上達する速さ」は、まちがいなく重要だ。
しかし、両方の式を見ればわかるとおり、
「努力」はひとつではなくふたつ入っている。
「スキル」は「努力」によって培われる。
それと同時に、「スキル」は「努力」によって生産的になるのだ。
(69~71p)
この文章は最初はすぐにわからなかった。
でも、例として陶芸家の話が出てきてわかってきました。
いい壺をつくろうとしても最初は全くできない。
しかし「才能」×「努力」によって、いい壺をつくる「スキル」を
だんだん習得できるようになってきた。
スキルが身についてきたら、
「スキル」×「努力」によって、数多くのいい壺をつくるということを
成し遂げられる。つまり「達成」です。
スキルを手に入れるまでの努力と、
その努力を使って達成するまでの努力。
この努力にあたるのが、やり抜く力だと思います。
こうも書いています。
努力をしなければ、たとえ才能があっても宝の持ち腐れ。
努力をしなければ、もっと上達するはずのスキルもそこで頭打ち。
努力によって初めて才能はスキルになり、
努力によってスキルが生かされ、
さまざまなものを生み出すことができる。 (78p)
この図のピラミッドには3階層しかないが、
これはあくまでも簡略図であり、
ふつうは下位と上位のあいだに中位の数階層が存在する。
たとえば、「朝8時までに家を出る」のは下位の目標で、
「定時に出勤する」という中位の目標を達成するための
手段にすぎない。
「なぜ定時に出勤するのか?」時間を厳守するため。
「なぜ時間を厳守するのか?」
一緒に働く人たちに敬意を示すため。
「なぜそれが重要なのか?」よいリーダーになるため。
このように自分に対して「なぜ」を問いかけると、
つねに「~するために」という答えが見つかる。
やがてピラミッドの頂点、すなわち最上位の目標に
たどり着くだろう。
最上位の目標は、ほかの目的の「手段」ではなく、
それじたいが最終的な「目的」なのだ。
心理学では、これを「究極的関心」と言う。
私はこの最上位目標を、その下に続くすべての目標に
方向性と意義を与える「コンパス」だと考えている。
(89~90p)
「やり抜く力」というのは、ひとつの重要な目標に向かって、
長年の努力を続けることだ。
さらに、ピート・キャロル風に言えば「人生哲学」と呼ぶべき
その目標ほど、興味深く重要なことはほかにないため、
生活時間の大半の活動は、その目標達成に向けて行われる。
「やり抜く力」が非常に強い人の場合は、
中位と下位の目標のほとんどは、
何らかの形で最上位の目標と関連している。
それとは逆に、各目標がバラバラで関連性が低い場合は、
「やり抜く力」が弱いと言える。
(90~91p)
こういう文を読むと私の「最上位の目標」とは何だろうと思う。
何に時間を費やすことが多いかと言われたら、
好奇心で行動して、それをネタに書くこと(パソコンをうつこと)でしょう。
「書くこと」が目標?
「なぜ書くのか?」
多くの人に紹介したいため?自分が忘れないため?
書いて紹介することで、次に何か起こることを期待している?
結局好奇心で追及することが自分の最上位の目標?
もっと簡単に言うと、人生を楽しみたいですよね、きっと。
そんな最上位の目標じゃダメかな?
(つづく)
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