「懸造り」の勉強/清水寺・峰定寺・笠森寺
今日は12月13日。
12月12日は「漢字の日」
恒例の「今年の漢字」が発表され、「金」でした。
http://www.oricon.co.jp/news/2082902/photo/4/
「今年の漢字」の発表が行われた清水寺の番組を見ました。
10月18日放映された番組「国宝に会いに行く③
エクストリーム(超絶)建築”懸造り”清水寺」です。
この番組からの勉強になったことを書きます。
東山三十六峰の一つ音羽山(清水山)の
中腹に開かれたのが清水寺。
山の高さを調べました。
242mでした。
世界文化遺産にも登録されているお寺です。
その中心が、本堂です↑
舞台は檜の板を敷き詰めた舞台は、
舞楽を奉納するために作られました。
78本の柱が支える清水の舞台は、「懸造り」と呼ばれる
日本独自の工法で造られています。
清水の舞台の下から、懸造りを見上げました。
釘が使われていません。
「貫」と呼ばれる横板を渡して、格子状に組んだものです。
「貫」にはくさびが打ち込まれています。
柱は礎石の上に立っているだけです。
現在の舞台は、1633年、徳川家光の寄進により、
再建されたものだそうです。
柱の下には土砂が溜まり、そのため柱の下が腐ることがあります。
そこで、下の部分が交換されます。
番組の後半がさらに面白かった。
懸造りの原点を探るために、
レポーターの2人が訪れた場所がよかった。
大悲山峰定寺(だいひざんぶじょうじ)
ここには日本最古の懸造りによる舞台があります。
↑すごい場所を登って行きます。
写真右下の説明によると、悪天候時は団体(20名以上)、
小学生以下は入山できないとのこと。
危険な場所があるのでしょうか?
あまり見かけない規制です。
そんな規制が興味関心を高めます。
キミヤーズ塾に行く前に、行ってみたいと思いましたが、
拝観時間は9:00以降。ちょっと無理かな。
そしてこれが舞台↓
ますます行きたいくなる映像でした。
次の場所も行きたくなった場所です。
その場所は歌川広重によって描かれた場所でした。
大悲山笠森寺(かさもりじ)
こちらも「大悲山」
「大悲山」とは何ぞや?
次のサイトの説明が参考になりました。
一部引用します。峰定寺のことを書いています。
大悲山峰定寺(ぶじょうじ)は、
平安時代末期に天台宗系修験道の
お寺として創建されました。
天台宗のお寺は、山号+寺号で名付けるそうで、
比叡山(山号)+延暦寺(寺号)のように。
峰定寺も正式名称は、大悲山峰定寺となります。
その峰定寺の本尊は、観音菩薩です。
観音菩薩の正式名「南無大慈大悲観世音菩薩」の
『大悲』をとって山号とされたそうです。
そして、その山号が後に山の地理名としても
使われるようになったということです。
笠森寺も山号が観音菩薩の正式名称から得たと考えられます。
そしてこれが懸造りの建物です↓
これまた行ってみたいです。
日本にはまだまだ面白いところがあります。
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