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2016年12月11日 (日)

本「GRIT やり抜く力」引用/興味をもつこと

今日は12月11日。

  

前投稿に引き続いて、本「GRIT やり抜く力

(アンジェラ・ダックワース著/ダイヤモンド社)から引用。

  

興味は内省によって発見するものではなく、

外の世界と交流するなかで生まれる。

興味を持てるものに出会うまでの道のりは、

すんなりとは行かず、回り道が多く、偶然の要素も強いかもしれない。

だからこそ、どんなことに興味を持つか持たないかは、

自分もわからない部分が大きいのだ。

それに、無理やりなにかを好きになろうと思っても、うまく行かない。

(中略)

興味を持てることが見つかったら、

こんどはさらに長い時間をかけて、自分で積極的に

掘り下げて行かなければならない。

最初に興味を持ったきっかけのあとに、

何度も繰り返し、さらに興味をかき立てられる経験をする必要がある。

(中略)

最後に、強い興味を持ち続けるには、親、教師、コーチ、仲間など、

周囲の励ましや応援が必要だ。

なぜ周囲の人が重要なのか?

ひとつには、飽くなき興味を持ち続けるのに欠かせない刺激や

情報を与えてくれるからだ、

そしてなにより、周りの人びとから肯定的なフィードバックを

もらえばうれしくなり、自信が湧き、励みになる。

(145~146p)

  

興味を持つときは「縁」を感じます。

偶然の要素だったかもしれませんが、”縁”を感じた時には

大事にしたいと思っていました。

  

自分がブログ上でやっているのは”これだ”と思えました。

ブログで記録していくことで、興味の持続は促進されると思います。

長い時間、関わることができます。

検索すれば、すぐに過去の活動を呼び出して思い出せます。

過去の活動に、現在の活動を積み重ねていくことができます。

ブログには反応があり、励みになっています。

  

  

心理学者のベンジャミン・ブルームも、同じ結論に達している。

(中略)

興味のあることを見つけて掘り下げていく段階を、

ブルームは「初期」と呼んでいる。

この「初期」に励ましを受けるのはきわめて重要だ。

というのも、初心者はまだ本腰を入れて取り組むべきか、

やめるべきか、決めかねているからだ。

ブルームの研究でも明らかになったとおり、

この段階でもっとも望ましいのは、やさしくて面倒見のよい

指導者(メンター)を得ることだ。(中略)

また初期には、ある程度の自主性が尊重されることも大切だ。

勉強や習いごとの学習者を対象に行った長期的研究によって、

威圧的な両親や教師は、子どものやる気を

損なってしまうことがわかっている。

いっぽう、自分の好きなことを選ばせてもえらえた子どもは、

ますます興味を持って取り組み、

のちに一生の仕事として打ち込む確率が高くなる。

(148~149p)

  

教師として気をつけないといけないことだと思います。

  

  

初心者にとっての「目新しさ」とベテランにとっての「目新しさ」は、

別物だということだ。

初心者は初めて経験することばかりで何でも目新しく感じるが、

ベテランが目新しいと感じるのは微妙な差異(ニュアンス)なのだ。

「たとえばモダンアートなら、初心者にはニュアンスを見分けるのに

必要な背景知識がないため、たんに色や形を見ているだけで、

内容はよくわかりません」

しかしエキスパートは、はるかに理解力に優れており、

ふつうの人が見てもわからないような細かい部分に

気づくことができる。 (159p)

  

興味を持ち続けるためには、さらに興味が湧くような機会が

何度も必要であることを、忘れないようにしよう。

そういう機会を自分で積極的につくること。

それには粘り強さも必要だ。興味を掘り下げるには、時間がかかる。

つねに疑問を持って答を探そう。

答えが見つかると、さらに多くの疑問へとつながっていく。

どんどん掘り下げていこう。

自分と同じ興味を持っている仲間を探そう。

力強く励ましてくれるメンターと近づきになろう。

年齢に関係なく、「学習者」としてあなたはますます積極的になり、

知識も増えていく。

ひとつのことに長年打ち込んでいると、経験による知識や

専門知識が増えるとともに、自信が増し、

ますます好奇心旺盛になっていく。  (162p) 

  

  

「やり抜く力」を内側から伸ばす方法として、

「興味」を結びつける必要があり、そのことが書かれているところの

引用です。「結びつける」というのは、

継続して興味を持つことなのでしょう。

何度も書きますが、ブログにはそれを可能にする力があると思います。

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