真田丸シリーズ15.逸話「汁かけ飯」
今日は4月10日。
元同僚の先生から聞いた話を載せておきたいです。
北条氏政が汁かけ飯を食べるシーンが、
大河ドラマ「真田丸」では出てきます。
私は知りませんでしたが、あれは逸話に基づいていたのですね。
どのような逸話なのかをyoutubeで見ることができます↓
映像が始まって3分35秒後くらいから聞き書きしてみます。
北条氏政といえば、軍記物に見られる
「汁かけ飯」の逸話が有名である。
小田原北条氏3代当主の氏康とその嫡男の氏政が、
小田原城内で一緒に食事を取っていた時のことである。
氏政は飯に汁をかけて食べようとするのだが、
かける分量をうまく見積もれず、
食べてはかけてを繰り返していた。
それを見た氏康が
「飯にかける汁の量も測れんとは、
わしの代で当家も終わりか」
と嘆いたという話である。
自分が食べる飯の(汁の)適量もわからないのに、
どうして戦の采配や政治がうまくできるのかという意味です。
氏康に比べて、はるかに器の小さい氏康を現すエピソードです。
長期展望に欠ける氏政を揶揄した話だが、
よく考えれば、氏政の慎重さを物語っている逸話でもある。
では大河ドラマの第何話で汁かけ飯が出たかというと・・・
第1話から出ていました。
そして2月28日放映の「真田丸⑧調略」でも登場。
その映像はここでも見られます↓
最初の汁かけ飯のシーンが第1話。
2回目のシーンが第8話ですね。
聞き書きしてみました。
旧武田領を攻めた時の話です。
<北条家臣 板部岡江雪斎>
この勢いをもってすれば、上杉はおろか
徳川も、ものの数ではありますまい。
<北条氏政>
先を急ぐな。
食べる分だけ汁をかける。
少しずつ、少しずつ。
わしの食べ方じゃ。
北条の国盗り。
ゆっくり味わおうじゃないか。
以上です。
三谷幸喜さんの解釈でできた台詞です。
「国盗り」という言葉も懐かしい。
かつての大河ドラマ「国盗り物語」を思い出します。
勉強になったぞ。
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