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2016年3月30日 (水)

このやり方なら道徳ができそうだ 中編 鈴木健二先生

  

今日は3月30日。

  

前投稿に引き続き、

季刊誌「教師のチカラ 2016年冬号」(日本標準)からの引用。

  

愛知教育大学教授の鈴木健二先生の文章から引用です。

  

現状を打破して、子どもにとって意味のある道徳の授業づくりを

していくためには、授業力を高めていくしかない。

授業力を高めるために、次の4つのステップを提案したい。

ステップ1 教師の感動を大切にする

ステップ2 感動した素材を数多く収集する

ステップ3 小さな道徳授業をつくる

ステップ4 1時間の道徳授業をつくる

教師が感動していない教材を活用して授業をしても、

子どもの心には響かない。

教師の感動を大切にした授業づくりをするためには、

まずは、教師が身近なところから感動を発見し、

それを素材として収集していくことである(ステップ1・2)。

感動する素材は、身の回りに数多く存在する。

このような意識をもって日常生活を過ごしていれば、

次々に見つかるようにする。(中略)

教師自身が、

「感動する素材を見つけよう」「見つけたら保存しておこう」

という意識をもつことである。

(12~13p)  

  

これはやっている・・・と言いたい。

このブログのおかげです。

感動したことをこのブログに記録してきつもりです。

そしてこれからもやっていきたい。

鈴木先生の文章は続きます。

  

感動する素材が見つかったとしても、

それをもとにいきなり1時間の授業を構想するのはハードルが高い。

そこで、まずは5~10分くらいの小さな道徳授業をつくるのである

(ステップ3)。

何も難しく考える必要はない。

発見した素材を提示して発問を1つすればいいだけのことである。

(中略)

1つの素材で発問を多くつくり、どれか1つを選んで

子どもたちに試してみるとよい。

少しずつ授業づくりのコツがわかるようになってくるはずである。

発問に加えて、教材の提示の仕方も工夫してみると、

さらに授業力が高まる。(中略)

小さな道徳授業づくりを積み重ねているうちに、

その中のいくつかが、1時間の道徳授業に発展するようになってくる

(ステップ4)。

4つのステップは、道徳の教科書教材で授業を構成する場合にも

有効である(これについては、別の機会に詳述したい)。

このステップで授業力を高め、道徳の教科化を

子どもたちにとって意味のあるものにしよう。

(13p)

  

「これならできる」

そう思いませんでしたか。

私には都合のいい?方法だと思いました。

来年度は意識してやっていきたいと思うし、

このブログにも実践を残していきたいと思います。

  

この本をさらにめくっていったら、

山形県の佐藤幸司先生の実践が載っていました。

それは次の投稿で。(つづく)

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