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2016年3月13日 (日)

3月5日キミヤーズ塾の報告3.2㎝の立方体の積み木を作ってみた

  

今日は3月12日。

  

前投稿に引き続き、3月5日に「キミヤーズ塾」の報告。

  

第1部が村上先生の話。

第2部が山口先生の話。

そして第3部がキミヤーズスタッフによる実演であった。

 

〇資料にはこう書いてあった。

 「”百聞は一見にしかず”村上先生が言うような数の授業って、

 どうすればいいのか・・・と思っておられる方が、明日から実践できるように、

 細部にいたるまで伝授します」すごく貴重な時間だった。

〇「3と4の間には壁がある」・・・

 「キミヤーズの教材・教具」(クリエイツかもがわ)に書かれてあったことなのに

 すっかり忘れていた。あらためてこの本の18~20pを読む。引用する。

 「例えば、1から3までの数は比較的順調に理解できたが、

 4になると難しいということがよくある。

 積み木や絵カードなどで何度も学習するが、なかなかうまくいかない。

 3~4の間には容易に乗り越えられない壁があるのだ。

 この壁を乗り越えるには、ピッタリの教材は、

 実際には存在しないかもしれない。

 結局、子どもは適切な教材も与えられないまま、

 4個並んだ積み木を見せられ、引きつった笑顔で指導者が

 『これ、いくつ?』と何度も連呼するのを聞かされ、

 『4』への苦しい飛躍を強いられることになる。」(18~19p)

 そんな子どもの実態を見抜ける教師はどれくらいいるのだろう?

 私も1年生を担任したことがあるが、3~4の間の壁には気がついていない。

 反省。

〇この壁を突き破るためには、反復練習によって既存の知識をより確実にして

 飛躍を準備をする必要がある。その練習で使う教具の一つが「算数カード」

 村上先生はとことん使っている。その部分を引用。

反復練習は飽きるのだ。

 常に飽きないように、あらゆる工夫をする必要があるのだ。

 例えばカードの●や数字の色を変えたり、●を○や▲や■にしたり、

 閉じた形だけでなく、×など開いた形にするのも雰囲気が変わって新鮮に感じる。

 子どもによっては、この形で得手、不得手ができたりするのは

 興味深いところだ。

 もちろん、どんな形でも、数を抽出して答えられないといけない。

 練習の過程で十分励ましたり、どれだけ速くなったかを成果として伝え、

 惜しみなくほめたり、シールを褒美にしたり、練習の意義を話したりする。

 (中略)

 とにかく、飛躍の主役を務めるのは、子ども自身である。

 せめて指導者は、反復練習に飽きさせないように脇を固めなければならない。」

 (20p)

 塾に参加したことで、改めて本を読みなおし、「3~4の壁」を復習。

 さらに、村上先生でさえ算数カードを飽きさせないために

 いろいろやっていることを知る。

  

 〇その他でも第3部は刺激的だった。

  積み木は必要だと思った。

  村上先生やキミヤーズスタッフが使っているのは2㎝の立方体↓

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 誠文社の立方体だった。

 勤務校にあるかなと思ったら、1㎝の立方体でした。

 カタログで見たら、「2㎝立方体セット」ということで、

 赤・黄それぞれ500個(合計1000個)で22000円でした。

 こんなにいらないし、高いし、すぐに手に入らないので諦め。

 2㎝×2㎝×60㎝の白木材を買って切断して、真似して作ってみた。

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 実演でみたこれ↓も百均で買ってきた。

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 この積み木で教えたらいいと思う子が今、目の前にいるので、

 すぐに用意して、さっそく授業をしている。

 「ゲタゲタ算数」というのも良かった。

 積み木を瞬間に見て、いくつであるかをいう学習である。

 これまたすぐに練習してやってみた。

 

今までも「積み木」の実践は、キミヤーズ塾で今までも教えてもらっているが、

実際にやってみようというレベルまで至らなかった。

実演を見て有効だと強く思い、行動に移した。

何度も学んできてやっとわかってきたのだ。

前投稿でも書いたが、「数直線」「積み木」は今回の大きな収穫だ。

(つづく)

  

 

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