3月5日キミヤーズ塾の報告3.2㎝の立方体の積み木を作ってみた
今日は3月12日。
前投稿に引き続き、3月5日に「キミヤーズ塾」の報告。
第1部が村上先生の話。
第2部が山口先生の話。
そして第3部がキミヤーズスタッフによる実演であった。
〇資料にはこう書いてあった。
「”百聞は一見にしかず”村上先生が言うような数の授業って、
どうすればいいのか・・・と思っておられる方が、明日から実践できるように、
細部にいたるまで伝授します」すごく貴重な時間だった。
〇「3と4の間には壁がある」・・・
「キミヤーズの教材・教具」(クリエイツかもがわ)に書かれてあったことなのに
すっかり忘れていた。あらためてこの本の18~20pを読む。引用する。
「例えば、1から3までの数は比較的順調に理解できたが、
4になると難しいということがよくある。
積み木や絵カードなどで何度も学習するが、なかなかうまくいかない。
3~4の間には容易に乗り越えられない壁があるのだ。
この壁を乗り越えるには、ピッタリの教材は、
実際には存在しないかもしれない。
結局、子どもは適切な教材も与えられないまま、
4個並んだ積み木を見せられ、引きつった笑顔で指導者が
『これ、いくつ?』と何度も連呼するのを聞かされ、
『4』への苦しい飛躍を強いられることになる。」(18~19p)
そんな子どもの実態を見抜ける教師はどれくらいいるのだろう?
私も1年生を担任したことがあるが、3~4の間の壁には気がついていない。
反省。
〇この壁を突き破るためには、反復練習によって既存の知識をより確実にして
飛躍を準備をする必要がある。その練習で使う教具の一つが「算数カード」
村上先生はとことん使っている。その部分を引用。
「反復練習は飽きるのだ。
常に飽きないように、あらゆる工夫をする必要があるのだ。
例えばカードの●や数字の色を変えたり、●を○や▲や■にしたり、
閉じた形だけでなく、×など開いた形にするのも雰囲気が変わって新鮮に感じる。
子どもによっては、この形で得手、不得手ができたりするのは
興味深いところだ。
もちろん、どんな形でも、数を抽出して答えられないといけない。
練習の過程で十分励ましたり、どれだけ速くなったかを成果として伝え、
惜しみなくほめたり、シールを褒美にしたり、練習の意義を話したりする。
(中略)
とにかく、飛躍の主役を務めるのは、子ども自身である。
せめて指導者は、反復練習に飽きさせないように脇を固めなければならない。」
(20p)
塾に参加したことで、改めて本を読みなおし、「3~4の壁」を復習。
さらに、村上先生でさえ算数カードを飽きさせないために
いろいろやっていることを知る。
〇その他でも第3部は刺激的だった。
積み木は必要だと思った。
村上先生やキミヤーズスタッフが使っているのは2㎝の立方体↓
誠文社の立方体だった。
勤務校にあるかなと思ったら、1㎝の立方体でした。
カタログで見たら、「2㎝立方体セット」ということで、
赤・黄それぞれ500個(合計1000個)で22000円でした。
こんなにいらないし、高いし、すぐに手に入らないので諦め。
2㎝×2㎝×60㎝の白木材を買って切断して、真似して作ってみた。
実演でみたこれ↓も百均で買ってきた。
この積み木で教えたらいいと思う子が今、目の前にいるので、
すぐに用意して、さっそく授業をしている。
「ゲタゲタ算数」というのも良かった。
積み木を瞬間に見て、いくつであるかをいう学習である。
これまたすぐに練習してやってみた。
今までも「積み木」の実践は、キミヤーズ塾で今までも教えてもらっているが、
実際にやってみようというレベルまで至らなかった。
実演を見て有効だと強く思い、行動に移した。
何度も学んできてやっとわかってきたのだ。
前投稿でも書いたが、「数直線」「積み木」は今回の大きな収穫だ。
(つづく)
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