「完全版 明治神宮 不思議な森」5.100年の歴史/掃き屋さん
今日は1月10日。
前投稿の続き。
1月2日放映の「完全版 明治神宮 不思議な森」からです。
1時間半の番組なので、全てを聞き書きすることは難しいです。
どちらかというと歴史的なことにしぼって書いています。
明治神宮鎮座以後の明治神宮関係の歴史です。
1920年 明治神宮創建
1923年 関東大震災
明治神宮の森は震災の被害を免れました。
1926年 外苑完成
1931年 神宮球場 日米野球開催
1941年 日本 第2次世界大戦参戦
1943年 学徒出陣 明治神宮外苑で行われました。
あの有名な学徒出陣の映像も、
思えば明治神宮外苑の競技場で行われました。
歴史の舞台になっているのです。
1945年 空襲
明治神宮の森は被害を免れ、
空襲からこの森に避難してきて、
命を救われた人たちもたくさんいたそうです。
ただ4月の空襲で、明治神宮の社殿は消失してしまいます。
1964年 東京オリンピック開催
明治神宮外苑の競技場が主舞台でした。
あの学徒出陣と同じ場所です。
以上の激動の100年の時代を経過してきた森です。
大震災や空襲による焼失の危機もあったのですね。
「掃き屋さん」に関する聞き書きをします。
1時間経過ぐらいから聞き書きです。
ナレーター:
自然に任せ、人の関わりを最低限に抑える森づくり。
その中でひとつだけ、人が積極的に手伝っていることがあります。
参道の落ち葉を掃く人たち。
明治神宮では、親しみを込めて「掃き屋さん」と呼ばれています。
集めた落ち葉は、捨てることなく、全て森の中へ返します。
「落葉ハ一見無用ノ廃物タル観アリト雖モ」
「落葉ヲ採集除去スルコトナケレハ常ニ営養足リ」
林苑計画書にこう記されています。
落ち葉を無駄にせず、自然のサイクルで返せば、
樹木の栄養になるということです。
掃き屋さんの仕事っぷりを撮影した映像も興味深かったです。
上に写真を載せましたが、参道の中央に集めていきました。
参拝者のじゃまにならないような配慮だと思いました。
センターラインに落ち葉が集まった参道を歩いてみたいなあ。
いやいや、掃き屋さんが掃いているところから見てみたい。
あと1本書きます。
コメント