高遠での研修 その3/②展開・③つながりのゲーム
今日は9月12日。
9月8日の「その2」のつづき。
レクリエーションの紹介です。
②展開
・「集合ゲーム」
いろいろなバリエーションがある。
実際にやったのが、「同じ血液型」「同じ生まれ月」でした。
さらにはしゃべってはいけないというルール付きで、
「好きな食べ物」でした。
・「ナンバーコール」
指導者は1回、2回、3回と拍手をして行って、
たとえば8回拍手した後に「ストップ」と言います。
そうしたら、8人組を作るゲームです。
集合ゲームのコツが本「体験の風をおこそう1
改訂版 体験活動の企画と展開」(悠光堂)
に書いてあったので、引用します。
集合ゲームなどの展開型のゲームには、3つのコツがあります。
①「時間」:必ず「何秒以内」という条件をつけます。
その場合に「37秒」とか「49秒」などの微妙な数字にすると
参加者のモチベーションが上がります。
②「バツゲーム」:もちろん実際には「バツゲーム」はしません。
このことがあれば乗り切れない子どもたちを
一気に乗せることが可能になります。
③「喋らないルール」:集合ゲームはどちらかというと
元気のある参加者が目立つゲームです。
そこで「喋らないルール」を入れることで
目立たない子どもたちに脚光をあてることが可能になります。
(138p)
この3点は研修の場でも、北見さんは説明していました。
「37秒以内」と言うと、参加者は「何でそんな変な数字なんだ」と
いぶかしがります。それが「アイスブレイク」になると言っていました。
確かにこの数字が出ると、みんなの頭には?が浮かびます。
それを「アイスブレイク」になるという発想が素晴らしい。
上記の本には、集合ゲームとして「木とリス」が紹介されていました。
やり方は本参照。
③つながり
・「ジェスチャーゲーム」
各グループにわかれて1列に整列。先頭の人が、別室で
「◇◇が~した」(◇◇は動物、~は動作)というお題をもらう。
研修では「サルがソフトクリームを食べた」「ゾウがスイカを食べた」
でした。それを2番目の人にジェスチャーで伝えます。
2番目の人が3番目の人に伝えます。最後の人は、答を発表します。
・「間違いさがし」
ある人物をみんなで注目します。2分ほど。グループで、その人の
どの部分を見るか作戦を立ててもOK。
2分経ったら、人物に背を向けて待ちます。
その間に、その人物はいろいろ着たり脱いだり
着けたりはずしたりします。
指導者の合図で、再びその人物に注目して、
最初とは変わったところの数をグループで相談して発表します。
・「電信ゲーム」
これについては上記の本から引用します。
研修では最後に行われたゲームで、いい盛り上がりをしたものでした。
1.まずはグループに分かれ、手をつないで丸くなります。(中略)
2.各グループでリーダーを決め、
指導者の「レディ・ゴー」の合図でリーダーは、
右隣の人の左手を握ります。
握られたメンバーはその瞬間に右隣の人の左手を握ります。
これを一周させます。
3.そして最後にリーダーは左隣の人に左手を握られたら
「来た!」とコールし、ここがゴールです。
そのタイムを測り各グループで対抗します。
※コツは5分くらい練習し、中間報告会をして、
もう3分練習して本番の決戦大会をやると
チームビルディングに効果的です。
►全員の「つながり」をつくる応用編
全グループの最高タイムの合計あるいは
0.5秒前後1秒を足して全員でトライ!
その場の状況に応じて秒は調整します。 (141p)
30人でやった「電信ゲーム」はいい思い出になりました。
・「いっせいのせ」
ルール
「両手が誰かの手とつながっていること、
そして足が誰かの足とくっついていること」
「いっせいのせ」の合図で全員が立ち上がることをめざすゲーム。
だんだん人数を増やしていきました。
「つながり」のゲームに関しては、「作戦タイム」が重要だと
北見さんは言っていました。そのことについてはまた後で書きます。
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