「雪女」「雨女」をセットで読み聞かせ
今日は11月13日。
先日、岡田淳著「「そこから逃げ出す魔法の言葉」(偕成社)の「雨女」のことを書きました。
※ここでも道草 学級文庫の「そこから逃げ出す魔法のことば」(2014年11月9日投稿)
子どもたちに読み聞かせをしようと思いましたが、
その前提になる「雪女」のお話を知らないと言われました。
そうか、そうか。
そこで、「雪女」を読み聞かせしました。
「ゆきおんな」(まつたにみよこ 文/あさくらせつ 絵/ポプラ社)です。
あとがきで、まつたにみよこさんは、
「この物語は長野県北安曇の白馬岳、いわゆる日本アルプスと呼ばれる山々の
ひとつに残る雪女の伝説」と書いています。
小泉八雲の「怪談」にある「雪女」は、現在の東京都青梅市出身の親子の話が元だそうです。
参考:Wikipedia 雪女
青梅市には、「雪おんな縁碑(ゆきおんなゆかりのちひ)」があるそうです。
元は違うようですが、登場人物の名前はともに「巳之吉(みのきち)」「「茂作(もさく)」でした。
そして、「雨女」の場合も「ミノキチ」「モサク」でした。
岡田淳さんのこだわりを感じます。
「かちかち山」でもかつては「死」が描かれましたが、
この「雪女」も「死」のイメージが十分漂うお話です。
「茂作」の死は、時代が変わっても描かれ続けるでしょう。
雪の持つ怖さ、美しさを表現したのが雪女なのでしょう。
こんな映像を見つけたので、載せます。
今日から寒くなる模様。
「雪女」の読み聞かせには、いい季節になりました。
「雪女」「雨女」のセット読み聞かせもお勧めです。
創造する楽しさを感じられるのではないでしょうか。
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