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2014年11月13日 (木)

「雪女」「雨女」をセットで読み聞かせ

 

今日は11月13日。

  

先日、岡田淳著「「そこから逃げ出す魔法の言葉」(偕成社)の「雨女」のことを書きました。

ここでも道草 学級文庫の「そこから逃げ出す魔法のことば」(2014年11月9日投稿)

  

子どもたちに読み聞かせをしようと思いましたが、

その前提になる「雪女」のお話を知らないと言われました。

そうか、そうか。

  

そこで、「雪女」を読み聞かせしました。

9784591003954 ↑勤務校にあったのは、この本でした。

「ゆきおんな」(まつたにみよこ 文/あさくらせつ 絵/ポプラ社)です。

  

あとがきで、まつたにみよこさんは、

「この物語は長野県北安曇の白馬岳、いわゆる日本アルプスと呼ばれる山々の

ひとつに残る雪女の伝説」と書いています。

  

小泉八雲の「怪談」にある「雪女」は、現在の東京都青梅市出身の親子の話が元だそうです。

参考:Wikipedia 雪女

青梅市には、「雪おんな縁碑(ゆきおんなゆかりのちひ)」があるそうです。

  

元は違うようですが、登場人物の名前はともに「巳之吉(みのきち)」「「茂作(もさく)」でした。

そして、「雨女」の場合も「ミノキチ」「モサク」でした。

岡田淳さんのこだわりを感じます。

  

「かちかち山」でもかつては「死」が描かれましたが、

この「雪女」も「死」のイメージが十分漂うお話です。

「茂作」の死は、時代が変わっても描かれ続けるでしょう。

雪の持つ怖さ、美しさを表現したのが雪女なのでしょう。

  

  

こんな映像を見つけたので、載せます。

民話「雪女」 前半
YouTube: 民話「雪女」 前半

民話「雪女」後半
YouTube: 民話「雪女」後半

  

今日から寒くなる模様。

「雪女」の読み聞かせには、いい季節になりました。

「雪女」「雨女」のセット読み聞かせもお勧めです。

創造する楽しさを感じられるのではないでしょうか。

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