村上先生の本からの学び3.見える文法/小さなっ箱
今日は1月15日。
1月11日の投稿のつづき。
本「キミヤーズの教材・教具」(村上公也・赤木和重編著/クリエイツかもがわ)より。
34pのタイトルは「見える文法」
そこにこう書いてありました。
ややこしいことは、正しさにこだわらず大胆に簡略化する。
抽象的な教材は、できるだけ具体化する。
具体化というより、具体物化という方がかなっているかもしれない。
視覚、聴覚、動作化、利用できることは何でも利用する。
駄じゃれでも、こじ付けでも、何でもかまわない。無理やりにでも具体物化する。(34p)
その例として、「小さなっ箱」が面白いと思いました。
その箱には、小さく「っ」が書いてあります。
子どもたちは「スリッパ」と言いながら、「リ」で踏み切って、パで着地します。
「切手」「楽器」なども同様に飛び越えながら、発音する。(中略)
促音を発音できたらよい。促音の動作化である。
箱に「っ」と書いてあるのを見て、促音の表記が「っ」だと一致すればよい。(35p)
「促音の動作化」・・・なんて面白いことを考えるんだ!
さらに、箱の底には「音」の字が書いてあります。
底に「音」、「ソコニオン」、「ソコオン」、・・・・・、「ソクオン」、「促音」、バンザーイ!
駄じゃれでも、何でもかまわない、子どもたちが楽しく動作化できればよいのである。
子どもたちに「小さな『っ』のことを何て言うの?」と聞くと、「ソクオン」と答える。
また、参観者が感心する。(36p)
今日、学校で「小さなっ箱」を作って見ました。
明日の授業で、村上先生の真似をして促音の授業をやってみようと思います。
赤木先生がこう書いています。
キミヤーズの教材・教具の数々に圧倒されそうですが、
それはそれとして、まずは自分が「おもしろい!」と
感じた教材・教具を真似するところから始めてください。(161p)
真似してみます。
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