ガン患者が製作する極小ハサミ
今日は12月18日。
先ほど、一仕事終了。
11月24日以来気をつけている「その気」にさせる可能性のあるアイデアを実行に移しました。
はたしてうまくいくかどうか。
明日の投稿で書こうと思います。
今日見た番組「ガイアの夜明け 世界を救う 町工場の医療技術」
(2013年11月26日放映)より。
9月に胃カメラを飲んでいぼを切除する体験をしました。
※ここでも道草 「花カメラ」ではなく「鼻カメラ」(2013年9月16日投稿)
そんなこともあって、「ガイアの夜明け」で胃カメラのハサミについて扱うと聞いて、
録画しました。
刃渡り2mmの極小ハサミでした。(刃渡り=刃の長さ)
2mm! たった2mmなのですね。
これを唯一作れる企業が、長野県岡谷市にあるリバー精工(リバーセイコー)だそうです。
会長の西村幸(みゆき)さんが、先頭に立って製作しています。
「ガイアの夜明け」では2年前に西村さんを取材していました。
その時に西村さん自身がガン患者であることが紹介されていました。
5年後の生存率が50%と宣告されているそうです。
ガン患者が製作するガン切除のための極小ハサミ。
西村さんはこう言っていました。
「患者がものを作るというのは強いですよ」
「私が患者だから『こういうものがあったら』というのを身をもって体験している」
格好がいいと思いました。
この発想が、西村さんを支えているんだろうなと想像します。
そして2年後の取材。西村さんはどうなったんだろうとドキドキして見ていました。
西村さんは健在でした。今も極小ハサミを製作していました。ホッとしました。
医者からの注文で、ブラジル人患者用の極小ハサミの製作です。
日本人と違って内臓脂肪が多いと予想され、
切除の時に脂肪ですべらないように刃にギザギザを入れるのです。
たった2mmの刃にギザギザを入れる・・・どうやる?
レーザーを照射してギザギザにするとのこと。
実際に製作している映像を見ました。
たった2mmの刃に、10個ほどの凹をレーザーで作っていました。
驚き。レーザーは2000度の高温だそうです。
ナレーターが言います。
「職人技を超えた神業」 賛成!
ギザギザ付きハサミは効果を発揮。手術は成功します。
西村さんは言います。
「ガンは世界共通」
「一人の患者さんでも助かれば、家族も助かる」
「これは(極小ハサミ)、全世界に持っていって、世界の患者さんを一人でも助けたい」
世界の患者さんを助けたい。
自分が助かりたいと思いがちなのに、世界の患者さんに目がいっているのが素晴らしい。
でもこの発想が、病魔と戦う時の心の柱なのだろうなあ。
人間やっぱり最後は「世のため人のため」ですよ。
世の中、頑張っている人がたくさんいます。
西村さんを知ることができてよかったです。
付録
12月18日
TV【ガイアの夜明け 世界を救う 町工場の医療技術】(2013年11月26日放映)
〇極小ハサミ 〇内視鏡 〇刃渡り2mm 〇全国700の病院で採用 〇長野県岡谷市
〇リバー精工 〇西村幸(みゆき)さん 〇がん患者
〇カテーテル 〇顕微鏡システム 〇人工関節
〇極小ハサミ手術 2012年保険診療の対象に
〇ギザギザ付きハサミ 〇「世界の患者さんを一人でも助けたい」
〇本名ドラン・ゴック・フック 日本名新田一福 日本に帰化 〇肺にやさしい人工呼吸器
〇メトラン 〇メトラン社製の人工呼吸器が全国の新生児集中治療室の約9割が採用
〇大人用では子どもの肺を傷つけてしまう可能性あり
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